児玉碧衣が立川競輪に参戦! ガールズグランプリは「不完全燃焼、悔しい気持ちだけ残った」
立川競輪「スポーツニッポン杯(F1)」は17日、初日を迎える。ガールズグランプリ2023に出場した児玉碧衣(3着)に話を聞いた。(アオケイ・八角記者) ガールズグランプリは佐藤水菜、KEIRINグランプリは松浦悠士が優勝。年末の大舞台で繰り広げられた熱戦、その興奮が冷めやらぬまま冬の立川競輪場で新年一発目の開催が行われる。ガールズグランプリ出場の児玉碧衣がレースをふり返り、気持ち新たに迎えた2024年の抱負を明かしてくれた。 ーーガールズグランプリ2023をふり返って、勝敗を分けた場面をどう捉えていますか? 児玉 日頃から結果を出すには『自分から動いて行った方が良い着を取れる』っていうのは分かってはいるんですけど…、どうしても「ワンチャンスあるかも」という欲が出て構えてしまったのが敗因かなと。勝ちたい欲が出すぎると動けなくなるので、それがモロに出た開催だったと思います。 ーーどういうプランを考えていたのでしょうか? 児玉 あの並び(吉川・尾方・佐藤・久米・児玉・梅川・坂口)なら自分の後ろの風子さん、楓華が『前を切るかフタをするか』なので、動いたらそこに乗って行こうと。でも、みんな同じ気持ちでワンチャンスを狙っていたと思うし、だからといって自分から動けていたかっていうと勇気も自信もなくて…。2023年のグランプリは自分で動くこともせずに付いて行くだけで、ゴール前も交わされて3着。不完全燃焼というか「グランプリ、走ったかな?」って感覚で悔しい気持ちだけが残った。 ーー師匠の藤田剣次さんからのフィードバックはありましたか? 児玉 師匠からも「2コーナーでニュートラルに入れず、そのまま行けていたらチャンスはあった」という自分と同じ意見でした。その前に、最終ホームで真生が動いた時に行っていれば良かった。だけど、サトミナが車間を切って牽制していて、そこで動けなかったのは自分の自信の無さが出た。意識しすぎるのも良くないですよね、サトミナが強いって意識しすぎちゃったというか。それで結局、一番強い人が一番良い展開になってしまった。 ーー人と人の戦いですし、まさに心理戦ですね。 児玉 自分の良さは潔さなのに「付いて行ったら、最後に差して優勝があるかも」とか勝ちたい欲が出てしまった。やっぱりグランプリは特別だし、勝ちたいんですよ! その葛藤が…うーん、難しいですね。