【新潟】パリ五輪メンバー入りへ滑りコミ弾 小見洋太ヘッド弾「自信持ってプレーできている」
<明治安田J1:鹿島1-1新潟>◇第18節◇16日◇カシマ アルビレックス新潟は鹿島アントラーズと1-1で引き分けた。前半43分、MF小見洋太(21)がMF谷口海斗(28)のシュートのこぼれ球を頭で沈め、先制。後半5分に追いつかれたが、敵地で勝ち点1を上積みした。小見は6月の公式戦5試合で4ゴールと躍動する。 パリ五輪に出るU-23日本代表へ滑り「込み」を狙う1人。今季開幕から無得点と苦しんだが、1日の町田ゼルビア戦で初得点を挙げたことで「非常にいいメンタル、状態で自信を持ってプレーができている」。代表の米国遠征(7日~11日)は選外だったが、特長である推進力と思い切りの良さを大岩剛監督(51)に猛アピールする。新潟同期入団のMF三戸舜介(21=スパルタ)とともに夢舞台へ立つことを目指すアタッカーは「また(三戸と)一緒にプレーしたい」と、共闘へ結果で「コミ」ットしていく。 前半は思い通りの展開。MF秋山裕紀(23)を経由し、速攻と遅攻を使い分けながら前進して狙い通りの形で先制。後半の立ち上がりに同点とされプランは崩れたが、逆転は許さなかった。右足負傷で5月の浦和レッズ戦を最後に戦列を離れていたMF長谷川元希(25)が後半35分から途中出場し、随所で「らしい」プレーを見せるなど今後へ明るい材料はそろった。【小林忠】 ○…長谷川元「復帰したばかりでコンディションは厳しかったが、(メンバーに)選ばれたからには何かしなければならなかった。チャンスは作れたし、自分で決めきれるシーンもあった。勝たないと意味がないので、ここから状態を上げていきたい」