中村憲剛氏と佐藤寿人氏が挙げたインドネシア戦で勝利するためのポイントとは。「食いついた背後のスペースを突くこと」|やべっちスタジアム
【国内サッカー・ニュース】DAZNの『やべっちスタジアム#145』では、AFCアジアカップで敗戦を喫したイラク戦を中村憲剛氏と現地リポーターの佐藤寿人氏が徹底分析。また、インドネシア戦のポイントを語った。 【動画】”大本命”の日本がイラクにまさかの敗戦!AFCアジアカップ イラク×日本|ハイライト
決勝トーナメント進出をかけたイラク戦にまさかの敗戦を喫した日本代表。グループリーグの敗戦は35年ぶりで、グループステージ敗退の可能性も生まれている。 今回はそんなイラク戦になぜ負けたのかを中村氏と佐藤氏が敗戦の要因を紐解いた。 佐藤氏はイラク戦のポイントとして前線の2枚を入れ替えた点に注目。浅野拓磨と久保建英を入れたことで前線から守備のスイッチを入れるところとライン間で受けて持ち込むところを期待されたが、佐藤氏は「2人前線を入れ替えたところの狙いが結果的にプラン通りに行かなかった」と指摘した。続けて中村氏は、左サイドで起用された南野拓実に注目。ウイングプレイヤーではない南野を左に置き、トップ下との久保との連携を目指したが、「そこが見られなかった」と機能不全が起こっていたと語った。 中村氏はまた、1失点目のシーンはその3分前にあった場面と同様の形だったことから相手の狙いであったことを説明。加えて、佐藤氏とともにロングボール対応や選手の距離感、右サイドへの偏り、2列目の配置変更、途中出場選手による攻撃の活性化、CK13本で1ゴールといったテーマを用いてイラク戦を振り返った。 ここまでの2試合を踏まえて中村氏は、インドネシア戦に向けて「食いついた背後のスペースを突くこと」を鍵だと主張。相手の食いつき癖をうまく活用しながら、CBの背後を利用していくべきだと明かした。一方で、警戒すべきポイントとして”ロングスロー”を挙げ、誰が対応するか、どのように対応するかといった「細かい約束事が必要になる」と口にした。 佐藤氏は”ライン間”がポイントだと強調。注目選手として堂安律を選び、「アジアカップにかける気持ちの強さ」が印象的で、この試合にかける思いは強いと思うと期待を込めた。