旬の海峡サーモンを捕まえろ! つかみ取り、グルメに8千人が列 青森・むつ市大畑町
青森県むつ市大畑沖で養殖されている海峡サーモンの旬を楽しむ「大畑海峡サーモン祭り」が16日、市大畑町魚市場で開かれた。つかみ取り、タモすくいといった多彩なイベントに約8200人の来場者が長い列を作った。 サーモンを養殖している北彩漁業生産組合や市などでつくる実行委員会が主催した。 31回目の今回は、この日水揚げしたばかりの重さ2~3キロのサーモン約2500匹を用意した。 つかみ取りでは、銀鱗(ぎんりん)を輝かせて泳ぐサーモンを捕まえるのに参加者が四苦八苦。子どもたちはいけすの中でびしょぬれになりながら「そっちに大きいの行った」「怖ーい」などと声を上げ、格闘していた。 青森市から訪れた久保悠真(はるま)さん=大野小学校3年=は「角に追い込んでポンっていけすの外に出した。生きのいいのが取れた」と満足そう。3家族分のサーモン13匹を子どもと一緒に捕まえた弘前市の農家舘山拓也さん(31)は「去年よりも動きが速くて大変だった。(捕まえたサーモンは)刺し身にして食べたい」と話した。 会場ではサーモンレースや一本釣り、即売会も行われたほか、出店では海峡サーモンの塩焼きや丼なども販売され、来場者が旬ならではの味を堪能した。