「殺意を否定したい」母親を殺害し遺体を遺棄した男 起訴内容を一部否認 検察は”殺意があった”とするも弁護側は傷害致死罪の適用を求める(山形)
テレビユー山形
東京で母親を殺害し、鶴岡市の高齢者施設内に遺体を遺棄したとされる男の裁判員裁判がきょう始まりました。 【写真を見る】「殺意を否定したい」母親を殺害し遺体を遺棄した男 起訴内容を一部否認 検察は”殺意があった”とするも弁護側は傷害致死罪の適用を求める(山形) 男は、「殺すつもりはなかった」などと殺意を否認し、弁護側は傷害致死罪の適用を求めています。 殺人と死体遺棄の罪に問われているのは、東京都の会社役員、榎本虎太郎被(41)です。 榎本被告は去年10月、東京都にある母親の萬里子さんの自宅で萬里子さんの首を絞めるなどして殺害し、遺体を、経営する鶴岡市内の高齢者施設の敷地内に遺棄した罪に問われています。 きょう山形地裁で開かれた裁判員裁判の初公判で、榎本被告は「母を殺すつもりはなかった。殺意を否定したい」と起訴内容を一部否認しました。 冒頭陳述で検察は榎本被告が犯行当時、萬里子さんの首を絞めたり手を口の中に入れたりした行為に触れ、殺意があったとしました。 一方、弁護側は、榎本被告が運営する鶴岡市の高齢者施設を売却すると言われたうえに自身やその子どもへの暴言があり、首を絞めると死んでしまう可能性があることさえも認識できない精神状態だったとして、傷害致死罪の適用を求めました。 裁判はあす、証人尋問が行われる予定です。
テレビユー山形
【関連記事】
- 事故直後の現場 バスガイド女性死亡の事故 バスと電柱に挟まれた状況・様子が明らかに 事故の原因と今後の対策は(山形・上山市)
- 「性的欲求がたまっていた」75歳の男が23歳の女性にした許されない行為…不同意わいせつ裁判で語られたこととは(山形)【独自】
- クマにとって”人”は「侵入者」で「えさ」なのか 初夏が危険な理由と行政の姿勢 市街地出没時は「追い払い」が前提で射殺手続きに2時間? 私たちがとるべき熊対策は(山形)
- 見ず知らずの女の子が自宅のリビングに…汚れた靴下、話もできない… 気づいた親子が“とっさに見たもの” 子どもを守った“手がかり”とは
- 『1人4万円の定額減税』対象者・控除方法と影響 ”ふるさと納税”や”住宅ローン減税”の扱いも変わらない!子供の分ももらえる!条件では給付も!わかりやすく解説