世界最多得点でギネス記録 栃木・佐野でクリケット日本代表2選手に認定証 ファンらが祝福
クリケットの国際試合で、ギネス世界記録を達成した男子日本代表の山本(やまもと)-レイク・ロックラン(21)=佐野クリケットクラブ=と、門脇(かどわき)-フレミング・ケンデル(28)=千葉シャークス・クリケットクラブ=の両選手への公式認定証の授与式が6日、栃木県佐野市栃本町の同市国際クリケット場で行われた。主催した日本クリケット協会の関係者や、快挙への祝福に集まったファンらを前に、2人は「世界の舞台での活躍を見据えて、さらに努力していく」などと力強く語った。 今回、ギネス記録として認定されたのは今年2月、香港で開催された東アジアカップの中国戦で記録したパートナーシップ世界最多得点(258ラン)。 クリケットの攻撃では、2人一組で交互にバッティングを行う。パートナーシップと呼ばれ、いずれかがアウトになるまで、この2人による打撃が続く。 山本-レイク選手は右、門脇-フレミング選手は左の、代表でも屈指のパワーヒッター。対中国戦での両選手によるパートーナーシップ得点(ラン)が、2019年にアフガニスタンの選手が記録した236ランを抜き、T20インターナショナル(男子)で世界最多であることがギネスによって認定された。 同協会は「世界の舞台で注目を集める選手が出ることが、一層の普及や競技力の向上に欠かせない。ギネスの認定は今後への弾みとなる」とし、スター選手の誕生にも期待を寄せる。 同日の授与式で、認定証を手にした山本-レイク選手は報道陣の質問に「うれしいが、何よりチームの強化が重要。世界の強豪と戦うためには、もっと成長していかなくてはならない」と応じた。門脇-フレミング選手は「認定がクリケットの魅力を伝えるきっかけの一つになってくれれば、ありがたい。ワールドカップ出場などを目指し、さらに努力していく」と話した。