新型スバル・クロストレック 約640万円から英国発売 アクティブなSUV
アクティブなライフスタイルに
スバルは、新型クロスオーバーSUVのクロストレック(Crosstrek)の英国販売を開始した。日本と同様に右ハンドルで、価格は3万4290ポンド(約640万円)から。 【写真】実用重視の新型クロストレック、英国導入【スバル・クロストレックとライバルを写真で比較】 (40枚) クロストレックは従前のXVの後継車であり、「アクティブなライフスタイルにふさわしい実用性とスポーティさ」を追求したという。オフロードでの走破性を高めるため、ドライブトレインの見直しを図っている。 最低地上高はクラストップレベルとされる220mmで、改良されたフルタイム四輪駆動システムにより、さまざまな路面状況で的確なハンドリングと優れたコントロール性を実現している。上位グレードには、さらに走破性を高める「Xモード」も備わる。 スバルによると、生産技術の向上によりXVよりも10%剛性が向上し、優れた静粛性とハンドリングを実現したという。 英国向けのスバル車としては初めてフレームレスの六角形グリルを採用。また、燃費を向上させるという新形状のエアダクトとエアチャンネルを装備している。スリムなヘッドライト、17インチまたは18インチの新アルミホイール、ブラックのボディクラッディングも特徴だ。 エンジンは基本的にXVと同じ2.0L 4気筒ボクサーガソリンエンジンで、最高出力136psを発生する。トランスミッションにはCVTを採用し、0-100km/h加速10.7秒、最高速度は200km/hとされる。 室内では、11.6インチのインフォテインメント・タッチスクリーンが標準装備され、スマートフォンのミラーリングも可能だ。 また、スバルのアクティブ・セーフティ・システム「アイサイト」も搭載され、従来よりもスムーズかつ迅速に作動するという。 英国では「リミテッド」グレードの価格が3万4290ポンドからで、スコダ・カロックよりは高いが、ジープ・コンパスよりは安い。一方、「ツーリング」グレードは3万6290ポンド(約675万円)から。 スバルの英国における2023年の販売台数は前年比73%増の2403台で、電動SUVのソルテラが牽引役となった。年内には第6世代の新型フォレスターも投入される予定である。
ジョナサン・ブライス(執筆) 林汰久也(翻訳)