まさかの”大不振”…日本シリーズの「逆シリーズ男」(4)タイガースの主砲が”大ブレーキ”
プロ野球は日本シリーズに突入し、まもなく2023年シーズンが幕を閉じる。最後の総決算として行われる日本シリーズは、世間からの注目度が特に高くなる。そのため、レギュラーシーズンで活躍を見せながら、日本シリーズで成績を残せなかった選手も少なくない。そこで今回は、日本シリーズで「逆シリーズ男」となってしまった選手を紹介する。
佐藤輝明(2023年)
出身:兵庫県 投打:右投左打 身長/体重:187cm/96kg 生年月日:1999年3月13日 ドラフト:2020年ドラフト1位 2023年に阪神タイガースの18年ぶりリーグ優勝に大きく貢献した佐藤輝明。しかし、日本シリーズでは打撃不振に苦しんだ。 近畿大からドラフト1位で阪神に入団。ルーキーイヤーからレギュラーの座を掴むと、シーズン序盤から本塁打を量産した。 終盤は歴代ワーストに並ぶ59打席連続無安打を記録するなど大きく苦しんだが、最終的に打率.238ながら、新人左打者最多となる24本塁打、64打点をマークし、新人特別賞を受賞した。 その後は主にクリーンアップの一角を担い、入団から3年連続20本塁打をクリア。2023年は打撃不振に苦しんだ時期もあったが、打率.263、24本塁打、92打点をマークし、チームのリーグ優勝に大きく貢献した。 しかし、迎えた日本シリーズでは、攻守に精彩を欠いた佐藤輝。第7戦は5番から7番に打順を下げたが、4打数3三振と最後までトンネルを抜けられなかった。 結局、チームは4勝3敗で38年ぶり2度目の日本一を達成したが、佐藤輝は全7試合に出場して打率.148、1打点の成績。27打席で12三振を喫するなど、苦しいシリーズとなった。
ベースボールチャンネル編集部