〈新宿・立ちんぼ最前線〉「相場はホテル代別で1万円」捜査関係者も手を焼く“外国人立ちんぼ”も増殖中。ダミ声で「ホテル?」とささやく男娼も…。日本人立ちんぼ女子は「お客はかぶらないけど、あっちもちゃんと取り締まってほしい」
相場はホテル代別で1万円
外国人立ちんぼが路上に立つのは夜の9時以降で、多い日には15人ほどが客待ちしているという。ミニスカートやボディコンといった体のラインが出やすい服を着用して、胸元を大きく露出しているのが特徴だが、前述の仙頭氏は「その8割ちかくがニューハーフ(男性)」と話す。 「ほとんどの外国人は性転換手術を受けており、豊胸したり女性ホルモンを打っていたりするため、外見こそ女性とほとんど区別がつきませんが、戸籍上は男性になります。 彼らの国籍はさまざまで、中国やフィリピン、タイといったアジア系のほかに、ロシアやブラジル系の立ちんぼも見かけますね。相場はホテル代別で1万円。日本人の立ちんぼと比べても格安なサービスをウリにしています」 彼らは交渉がまとまると、すぐ目の前にある老舗の格安ラブホテルに入っていくというが、一日にそのホテルから何往復もする立ちんぼを見ることも珍しくないという。 では、その人気の理由とはなんなのか。 「やはり外国人ならではの『派手さ』にあるでしょう。日本人とは違い、彼らは彫りが深くてメイクも濃いので、そのぶん華がある。そうした派手な外国人女性と遊びたいという男性たちにウケているんじゃないかと。 日本人では飽き足らず、海外のセクシービデオのように派手なプレイを楽しみたいという男性たちもいると思います。また、日本に住む外国人にも需要はあるようで、少し地味っぽいアジア系の男性が一人で買いにきたりする光景もよく見かけますね」
下着越しに手を押し当てられて……
実態はどうなっているのか。6月4日、午後9時ごろに大久保公園へ向かってみると、ハイジアの裏路地には多くの外国人が立ち並んでいた。その数およそ5~6人ほどといったところか。 日本人の立ちんぼの場合、路上でスマホをイジって客待ちするスタイルが多いが、彼らは歩いている男性に色目を使ったり、繁華街のキャッチのように「ハーイ」と声をかけたりしている。 記者も一人の外国人と目が合うと、手を振って近づいてきて「これからどこ行くの? ホテル?」と耳元でささやいてくる。タイトなワンピース姿で、一見すると女性に見えなくもないが、喉仏は突っ張っていて、男性的なダミ声も混じっている。 記者が首を横にふると、外国人は記者の右手をガシッと掴み、「ワタシ男じゃないヨ」と服の上から自身の胸に記者の手を押し当てた。 「外国人立ちんぼの一番の特徴といえるのが、客への積極性でしょう。彼らは立ち止まったり、目が合った男性に近づいていき、ボディタッチをしたり股間をまさぐってきて『ホテル?』と甘い言葉をささやいてくる。本当は男(ニューハーフ)なのに、女だと言い張るのも彼らの営業トークの一種でしょう。 また、過去には目が合うと、いきなりしゃがみこんでM字開脚して誘惑する外国人に遭遇したこともあります。そのときはノーパンで陰部もモロ見えでしたが、彼らの大胆さといいますか、客への執念には驚かされます」(前出・仙頭氏)