米朝一門の桂ひろば、ちょうば、そうばがサンスポ訪問 3月の「三人同時襲名」を前にひろば「身が引き締まる」
米朝一門で二代目桂力造を襲名する桂ひろば(46)、四代目桂米之助を襲名する桂ちょうば(46)、二代目桂惣兵衛を襲名する桂そうば(46)が14日、大阪市浪速区のサンケイスポーツ編集局に襲名あいさつに訪れた。 3人は昨年6月に亡くなった桂ざこばさん(享年76)の弟子で、師匠の後押しで名跡を継承する運びとなった。2000年5月入門のひろばは「身が引き締まる思い」としみじみと語り、01年10月入門のちょうばは「(先代の)ご家族の方からは『お父さんのことは気にしなくていい』と、言ってくださった。自分なりの米之助像をつくっていきたい」と力を込めた。05年10月入門のそうばは「(先代は)江戸時代の方でどういうイメージというのがない。新しく自分が(惣兵衛像を)つくっていきたい」と決意を口にした。 同行した一門の桂南光(73)は「(ざこば)師匠には他にもお弟子さんがいるが、3人がすごく努力をして頑張った。(3人の)舞台を師匠が見てじゃあ(襲名をさせよう)ということだった」と同時襲名の経緯を説明。ざこばさんの筆頭弟子だった桂塩鯛(69)は「最初は(塩鯛を襲名することが)嫌だったけど、なじんでいきますよね。人に『(襲名)前の名前は何でしたかな?』って言われるとうれしい」とかつて自身が「都丸」から現在の名跡を受け継いだときの心境を明かした。 3人はともに3月20日、大阪市北区のサンケイホールブリーゼで行われる「三人同時襲名披露公演」で名跡を復活させる。