収容人数約85000人のリーベル・プレートの本拠地“モヌメンタル” [写真]=Getty Images

　アルゼンチンメディアの『TyCスポーツ』は4月30日、リーベル・プレートがコパ・リベルタドーレス2024決勝の会場に関して懸念を抱いていると報じた。 　南米ナンバーワンクラブを決めるコパ・リベルタドーレスの決勝は、2018年までファイナリスト2チームによるホーム＆アウェイ形式の2試合の結果で優勝を決定していた。しかし、2019年の決勝以降は南米サッカー連盟（CONMEBOL）が指定する都市での一発勝負に変更され、今年はアルゼンチンの首都ブエノスアイレスで開催されることが決定されている。 　現時点でブエノスアイレスのどのスタジアムで決勝が開催されるかは未発表だが、収容人数約85000人と南米最大のキャパシティを誇り、改装工事も行われ最新設備を備えるリーベル・プレートのホーム“モヌメンタル”での開催が最有力視とされている。 　昨年のコパ・リベルタドーレス2023決勝は、ブラジルのリオデジャネイロにあるマラカナン・スタジアムで開催。同スタジアムを普段から本拠地にするフルミネンセが、アルゼンチンのボカ・ジュニオルスを下し優勝を果たした。 　しかし、今年の大会に関しては、現在コパ・リベルタドーレス2024グループHで首位に立つリーベルが決勝に進む場合、CONMEBOLが “モヌメンタル” を会場の選択肢から外す可能性が浮上しているという。 　さらに、スポンサー、テレビ放送、投資の観点から強い影響力を持つ同大会に参加中のブラジルの複数クラブが、リーベルがホームスタジアムの “モヌメンタル” で決勝戦を戦う可能性があるのは公平性の観点から望ましくないと訴える可能性もあると同メディアは説明している。 　なお、別の開催候補地としてラシン・クラブ（今年はコパ・リベルタドーレス未参加）の本拠地「エル・シリンドロ・デ・アベジャネーダ」の名前も挙がっているが、ラシンの会長は同スタジアムで今年のコパ・リベルタドーレス決勝を開催することは不可能だと明言している。