「短期出店のご案内。出店料、手数料0円」スーパーが撤退したショッピングセンターの生き残り戦略とは?
山陰各地で、スーパーや大型小売店のオープンが相次ぐ中、あの手この手の策を打ち出すショッピングセンターが島根県出雲市にあります。 このショッピングセンターには食料品を中心に取り扱うスーパーがありません。 その生き残りをかけた戦略とは? 【写真を見る】「短期出店のご案内。出店料、手数料0円」スーパーが撤退したショッピングセンターの生き残り戦略とは? 出雲市平田町にある平田ショッピングセンターViVA。 今年3月に、山陰各地で店舗を展開するスーパーが撤退し、現在、新たな企業と交渉中ということですが、まだ、決まっていません。 平田ショッピングセンターViVA 島根イズム 井上隆智 代表取締役 「スーパーが撤退する、撤退しない以前より、おもしろいものがあれば取り組んでいきたいという姿勢は常々持っていたので、新しいものを入れている」 そんな店内に、先日設置された特設コーナーが。 記者 昌子秀 「こちらでは、食品が販売されているんですけど、108円が74円、405円が160円など、かなり割引された商品が並んでいます」 集客のため、今月から期間限定で始まったのが賞味期限間近、さらに、賞味期限が切れた食品の販売です。 平田ショッピングセンターViVA 島根イズム 井上隆智 代表取締役 「今、フードロスが注目されているし、賞味期限が切れても食べられるものはたくさんあるので、日本の基準は結構厳しいので、そういったところを注目しながら、格安で提供している」 関東地方で複数店舗を展開し、フードロス削減に積極的に取り組む小売り店と連携し、賞味期限間近、または、賞味期限が切れた食品を仕入れ、最大80パーセントオフで、販売しています。 買い物客 「食料を無駄にせずに、ちゃんと売っているだけで、すごい良い取り組みなんじゃないかな」 「すごく全部安くて、ついつい欲しくなる」 さらに、ViVAのホームページにはこんな掲載が。 「短期出店のご案内。出店料、手数料0円」 通常、短期催事の出店であっても、販売をともなう場合、手数料をとるのが一般的ですが、なんと、出店料・手数料ともに0円。 施設側には、メリットがないように思いますが…