名古屋テレビ塔大好きメンバー“応援団結成”協力イベントでテレビ塔表現中
名古屋のシンボル・テレビ塔をこよなく愛する団体がいるのをご存知だろうか。その名も「勝手になごやテレビ塔応援団」。地デジの普及により電波塔としての役目を終えたが、テレビ塔のことが今も大好きだというメンバーが集まり、誕生。彼らが協力したイベントが開かれると聞いて、訪ねてきた。
テレビ塔をこよなく愛する応援団
1954(昭和29)年に誕生したテレビ塔は、アナログ電波塔の役目を終えた現在も、展望台やレストランに人々が集い、名古屋のランドマークとして存在している。名古屋で生まれ育った人であれば、テレビ塔はそこにあるのがあたりまえであり、愛すべきシンボル。このテレビ塔が大好きな人が集い、応援団が作られた。 きっかけはショートショートや絵本の原作などを書いている作家S/Dがテレビ塔に魅せられたことから。テレビ塔にエレベーターガールがいることなどからヒントを得て、「テレビ塔恋物語」を書いたところ、作家の名古屋の広告代理店に勤める友人から「そんなに好きなら、応援団を作ればいいのでは」と言われたことが始まり。2015年11月、作家S/Dが応援団長、広告代理店の友人が事務局長となり、各方面にテレビ塔は好きですか?と声をかけていった。会費はゼロ、ややこしい会則はなし、条件は“名古屋テレビ塔が大好きであること”のみ。イラストレーター、写真家、ジャズプレイヤー、絵本作家など、様々な分野の人が集まり、団員は100名以上に。メンバーのひとりである絵本作家がマスコットマークを作成し、活動がスタートした。
テレビ塔は特別な存在
現在、「勝手になごやテレビ塔応援団」が協力したイラスト展が、テレビ塔3階にて開催されている。毎年開いている名古屋イラストレーターズクラブの作品展の会場として、テレビ塔が候補にあがり、それなら、テレビ塔を題材にした展示にしようと企画はふくらんだ。クラブの会員は26名、同じ数であるアルファベット26文字をテレビ塔で表現することに。さらに、テレビ塔が見える場所にある、AからZから始まる協賛企業を集った。