通勤からキャンプまで手放せない!ZIPPOの「ハンドウォーマー」は冬の救世主
【アウトドア銘品図鑑】
朝晩の冷え込みが厳しくなって来ました。都心部でも最低気温が一桁となり、いよいよ冬が到来! 【20年ほど前のハンドウォーマーとの比較写真】 最近は、シェルターにストーブを持ち込むキャンパーが増えていますが、そうはいっても一歩外に出れば寒いわけで、カイロは手放せません。 ところが使い捨てカイロは火を使わず便利な半面、捨て方がややこしい。自治体によって可燃ゴミか不燃ゴミか、はたまた金属ゴミか…対応が異なるので出先で処分しづらいんですね。それに安いからといって大量に買ってシーズンを越して期限切れにしちゃうと、使用時間や温度が期待外れになることも。 そこで注目されているのが、繰り返し使えるZIPPOの「ハンドウォーマー」(5280円)です。 「ハンドウォーマー」は気化したライターオイル(ナフサ)が触媒(プラチナ)に触れ、酸化発熱する化学カイロ。触媒作用を用いたカイロは決して目新しいものではありませんが、分別に悩むゴミが出ず、なによりも立ち上がりが早くて温かいんです!
燃料はライターオイル
「ハンドウォーマー」の燃料はナフサ。ベンジンともいわれるアレです。Zippoが推奨しているのはZippoのライターオイル。世界で3億個以上販売されているZippoのオイルライターですから、コンビニやホームセンター、ドラッグストアなどいろいろな店で購入できます。 それでは早速使い方をチェック! 付属の注油カップにZippoオイルを規定量だけ注ぎ入れます。1回分のオイルは約20cc。小さいライターオイル1缶(135cc)で6~7回使える計算です。 バーナー部分を取り外し、中央の丸い穴から本体の中にZippoオイルを注ぎこみます。購入後、初めて注ぐ場合は内部の綿状のものに染みこむまで時間がかかるので本体を立てた状態で、2~3分キープするといいようです。 気をつけたいのが、バーナー部分をつけたまま注いでしまうこと。シーズンはじめなど、うっかりバーナーをつけたまま注ぐことがありますが、脇からダバダバ漏れます。お気をつけあれ。もしバーナーをつけたまま注油してしまった場合、ドライヤーなどの温風を遠くからあてて乾燥させてから炎であたためましょう。オイルがついたまま着火すると劣化の原因になりますよ。 さて、きちんとオイルを注いだらティッシュなどを敷き、その上で本体を逆さまにして余分なオイルを抜いておきます。 注油カップで計量していても、内部にオイルが残っていて規定量以上のオイルが入っている場合があるので、この作業をしておくほうが安心。また、こぼれたオイルはティッシュで拭き取ることも忘れずに。そうして使い終わったティッシュは、火の気に近づけないように捨てましょう。 触媒がついたバーナーを取り付け、マッチやZippoのオイルライターなどでバーナー部分をあたためます。 「ハンドウォーマー」は炎ではなく触媒作用を利用するので炎は不要。あくまでバーナーをあたためるだけなので5~10秒ほど炎を当てるだけで十分です。 また、最近は青い炎が出るライターが人気ですが、これでは触媒を傷める危険があるのでオレンジ色の炎であたためることも大切。炎が出ないので温かくなるのか不安ですが、少しずつバーナー部分から熱くなってきます。うまく写真を撮れませんでしたが、キャップをバーナーに被るよう当てると蒸気で金属キャップが曇ります。これを確認できれば点火できている証拠。 数分で熱々になるので手早くキャップを被せ、付属の袋に入れて使用開始!