東海大が再出発の開幕白星 ３月に飲酒強要と暴行発覚で活動停止 ４番・森下が決勝打「野球できない期間も気持ち切れなかった」
「首都大学野球、東海大６－２城西大」（６日、バッティングパレス相石スタジアムひらつか） 首都大学野球リーグの東海大が６日、再出発の開幕白星を挙げた。 ３月７日に、上級生の新１年生を含む２０歳未満の部員に対する飲酒強要と暴行が発覚し、１０日間活動を停止。同１８日に大学は内山秀一部長（６１）を１カ月の部長職停止、長谷川国利監督（６１）と武内健吾（２８）を１カ月間の練習参加自粛の処分と発表していた。 城西大との春季リーグ開幕戦は、田中大次郎助監督（５５）が代行監督を務めた。同点の延長十一回タイブレークで、無死満塁から４番・森下晴貴外野手（４年、東海大菅生）が右翼線へ走者一掃の適時二塁打を放ち、６－２で勝利を収めた。 オープン戦では６敗２分と１勝も挙げられずに苦しんだ中、森下は「初戦を絶対に勝ちたいと思っていた。野球ができない期間も気持ちが切れることはなかった」と力を込めた。プレーと姿勢で新たな姿を示していく。
