エバー航空パイロット労組、旧正月などのストライキ行わず 会社側と合意/台湾
(台北中央社)待遇改善を求めてストライキを予告していたエバー(長栄)航空のパイロットらが所属する労働組合「桃園市機師職業工会」は28日、労使で合意が成立したと発表した。労組関係者は、旧正月(今年は2月10日)や清明節(同4月4日)前後の連休期間のストライキは行わないと明らかにした。 同社のパイロットは賃上げや違法な仲介業者を通じた外国籍パイロットの雇用停止などを求めていた。だが当初は同社との間で合意に至らず、22日にスト権を確立したと発表。労組は25日、会社側と交渉が成立しなければ旧正月などにストを実施すると予告していた。 労組によれば、賃上げや外国籍パイロットを直接機長として雇用しないことなど4点で合意に至った。 中央社の取材に応じた労組の関係者によると、28日の合意は行政院(内閣)や労動部(労働省)、交通部(交通省)、地方当局の労働局の協力により行われた。鄭文燦(ていぶんさん)行政院副院長(副首相)の立ち会いの下、労使で正式に契約が交わされたという。 (張雄風/編集:田中宏樹)