注目の新SNS「Bluesky」は何ができる? どう使う?2週間試して感じたこと #TrendBuzz
XやほかのSNSと、Blueskyとの違い3つ
Blueskyの創設者は、Twitter創設者の1人で、長きに渡ってCEOを務めたジャック・ドーシー氏。その彼が、Twitterの悪い部分を排除して、代替SNSとしてつくったのがBlueskyです。 1. ユーザーが決定権を持っている 大きく違うところは、ユーザー主導であるということ。 いわゆる「分散型SNS」と言われていて、X(旧Twitter)のようにプラットフォーム側がサーバーを管理する中央集権型SNSとは異なり、複数のサーバーが連携しながらユーザー側がプライバシーなどの決定権を持てるようになっています。 その特徴の1つとして、アカウントをつくる際にはデフォルトのBlueskyサーバーかカスタムサーバーを選択可能です。 といっても、カスタムサーバーの方はアドレスを知っている必要があるので、一般的なユーザーは参加人数が多いBlueskyサーバーを使うことになるでしょう。 2. ほかのSNSからの移行や連携もスムーズになりそう 「Federation」という新機能が実施されれば、ほかのSNSデータをBlueskyに移行できるようになるとも言われています。 つまり、ほかのSNSで築いた人間関係を捨てることなくBlueskyを楽しむことができるわけです。 3. 表示させる内容をカスタマイズできる 表示させたい内容を選べるのもBlueskyのいいところ。 今のX(旧Twitter)のように、広告や人気投稿が次々と表示されるようなこともありません。 情報過多になりがちなSNSから離れ、“古き良きつぶやき”の時代を楽しみたい人にうってつけといえそうです。
情報量を抑え、自由につぶやける新たな居場所の1つに
プログラミングに詳しいわけでもなく、自分でフィードをつくれるわけでもない自分にとっては、Blueskyの良さを能動的に実感できているとは言えませんし、フォロワーも少なく活発に投稿している人もいないので、Xほどの楽しさを感じられていないというのが本音ではあります。 しかし前述の通り、自分が見たい情報だけを表示できて、かつ広告や半ば強制的にトレンドを追わせるSNSとは一線を画す「静けさ」が魅力です。 私が映画や本の感想を備忘録的に書いて投稿する場として活用しようと思ったのも、この静かな環境で自分の考えや意見をまとめるのに適していると感じたからだと感じます。そして、Blueskyを使っている人は、それを受け止めてくれるような気がするんですよね。 これまでも、Xは情報収集や仕事のアウトプット、Facebookはプライベート、noteは営業、Instagramは写真の練習…といったふうにSNSを使い分けてきましたが、そこに映画と本の備忘録用のBlueskyが加わった感じ。 今後、ユーザー数が増えたら複数のサーバーが構築され、盛り上がっていくのかも。 ただ、個人的には盛り上がっても盛り上がらなくっても、静かな自分用の発信の場として使っていこうと思っています。よければみなさんも触ってみませんか。 Source: Bluesky(1, 2)
中川真知子