吉岡里帆「こんな経験、この作品じゃないとできない」、初の洋画作品吹替に挑戦<トランスフォーマー>
吉岡里帆が9月20日(金)に日米同時公開される「トランスフォーマー」シリーズの最新作、リアルCGムービー「トランスフォーマー/ONE」で洋画吹き替えに初挑戦する。吉岡が吹替えに向けて行ったトレーニングや台本を読んだ時の感想を語るインタビューと、日本語吹替版本予告が解禁となった。 【写真】「これを観ずしてトランスフォーマーは語れない」吉岡里帆が洋画作品吹替に初挑戦 ■「トランスフォーマー/ONE」ストーリー 遙か宇宙の彼方、トランスフォーム(変形)するロボット生命体トランスフォーマーが暮らすサイバトロン星。変形能力を持たない、オプティマスプライム(オライオンパックス)とメガトロン(D-16)は固い友情で結ばれ、いつかヒーローになることを夢見て暮らしていた。ある日、偶然謎のSOS通信を発見した二人は、仲間のバンブルビー(B-127)とエリータ-1と共に、侵入が禁止されている地上世界に足を踏み出し、惑星全体を揺るがす恐ろしい陰謀と強大な敵の存在を知るのだった。 強大な敵に立ち向かうため、変形能力を授かったオプティマスとメガトロンだったが、二人の正義感には少しずつ隔たりが生まれつつあった。トランスフォーマー史上最大の激戦・サイバトロン星の戦いの始まりが迫る中、二人の友情が試される。 ■吉岡以外の吹き替え声優キャストも発表 サイバトロン星の英雄的存在、センチネルプライム役に、諏訪部順一。センチネルプライムと行動を共にするエアラクニッド役に、柚木涼香。他にも、稲田徹(ダークウィング役)、佐藤せつじ(スタースクリーム役)、山本格(サウンドウェーブ役)、星野貴紀(ショックウェーブ役)、杉田智和(ジャズ役)らがトランスフォーマーの世界観を彩る。 すでに解禁されている声優キャストは「呪術廻戦」五条悟、「ハイキュー!!」黒尾鉄朗など人気キャラクターを演じている中村悠一がオプティマス(オライオンパックス)の声を演じる。さらに「呪術廻戦」東堂葵や、「THE FIRST SLUM DUNK」の桜木花道などを演じた木村昴が、もう一人の最強のトランスフォーマー、メガトロン(D-16)を演じる。バンブルビー(B-127)は木村良平が務め、そして、約40年に渡りオプティマス役の声を務め、トランスフォーマーシリーズを牽引し続けてきた玄田哲章が本作ではトランスフォーム能力を解き放つアルファトライオンを演じる。 ■「こんな経験、この作品じゃないとできない」初の洋画作品吹替への意気込みを語る 今回発表されたエリータ-1役の吉岡は、これまでにも「空の青さを知る人よ」や劇場アニメ映画「漁港の肉子ちゃん」で声優を務めているが、今作では初の洋画作品吹替に挑んでいる。吉岡は、インタビューで最初にオファーが来た時の気持ちを聞かれ「あのトランスフォーマーから、お声がかかったのかと、もう本当に高揚感と、ワクワク感で、『早く台本読みたい!』と思いました」と語り、本作の洋画吹替声優挑戦に当たっては、いままで挑戦した日本のアニメーションとはキーが異なる声に挑戦したと明かし、「今回はエリータ-1のビジュアルに合わせて自分の地声よりかなり落として低く響かせる練習を一番初めに行いました」と自身のトレーニング方法についても語った。 また、自身が演じたエリータに対しては、「戦う女性で男性達もグイグイ引っ張っていくような強さと、本編を通して自分という核がブレないキャラクターなので、そこがすごく魅力的で、大好きなキャラクターになりました」と語り、「戦い方がすごくパワフルで、絶対に普通の人間だったら出来ない動きとかもキャラクターが平気でどんどんしていくので、(声を演じて)こんな経験、この作品じゃないとできないと思いました」と自身初めてのヒーロー役を楽しんで演じたと明かした。 さらに、推しのキャラクターについては、「全員大好きになるんですけどバンブルビーはこれまでのシリーズの中でもすごく好きなキャラクターで可愛さと、お茶目さと、強さと、いろんな要素を兼ね備えているキャラクター。ビーは、めちゃくちゃ推しです。かわいい」とキャラクターの魅力について触れた。これから観るファンの皆様へ、「映像を観て、心の底からワクワクする感情と、こんなエピソードがあった上で、いままでのシリーズ作品(のストーリー)があったのだなと、切なく、感動しました。これを観ずしてトランスフォーマーは語れないぞというような、そんな一作になっていると思います。是非劇場でお楽しみください!」とコメントした。 ■吉岡里帆インタビュー ーー「トランスフォーマー/ONE」のオファーを受けたときの印象は? 吉岡:オファーが来た時は、あのトランスフォーマーから、お声がかかったのかと、もう本当に高揚感と、ワクワク感で、「早く台本読みたい!」と思いました。 ーー台本を読んだときの感想は? 吉岡:今までのトランスフォーマーシリーズを追いかけて来た人にとっても衝撃の一作です。なぜあの戦いがあったんだ、とか、どうして(オプティマスとメガトロンが)あの関係性なんだという謎がいっぱい解ける物語になっています。泣けるし、胸も熱くなります。トランスフォーマー達が、トランスフォーム出来なかった時から描かれているというのが胸熱です。弱さもありながら、強さを望んでいて。彼らの強い思いが凝縮されていて感動的な台本だなと思いました。 ーー自身が演じたエリータの印象は? 吉岡:私が演じたエリータ-1は、戦う女性で男性達もグイグイ引っ張っていくような強さと、自分に対しての誇りがあって自信にみなぎっています。ちょっと勝ち気なところもあるので可愛らしさというよりも取っつきにくさがあって、人間味や不器用さも感じて、私は好きです。彼女の強さがみんなにとってもすごく救いになるシーンが沢山出てくるので。戦うシーンだけじゃなくて自分自身を見失わず、本編を通して自分という核がブレないキャラクターなので、そこがすごく魅力的で、大好きなキャラクターになりました。 ーー推しのキャラクターは? 吉岡:全員大好きになるんですけどバンブルビーはこれまでのシリーズの中でもすごく好きなキャラクター。可愛さと、お茶目さと、強さと、いろんな要素を兼ね備えているキャラクターなので、ビーは、めちゃくちゃ推しです。かわいい。ビーが今回、「トランスフォーマー/ONE」で、初めてソードを(手から)出す瞬間があるんですけれども、それが、めっちゃ可愛いです。面白くて、すごく好きなシーンです。 ーー吹替映画初挑戦の感想は? 吉岡:海外映画の吹替というものが私自身初めてだったので、いままで参加してきた声優のお仕事だと日本のアニメーションはキーがかなり高くないと絵にあたらない事があるというのが自分の中の印象でした。今回は、真反対でスカーレット・ヨハンソンさんやエリータ-1のビジュアルに合わせて自分の地声よりかなり落として低く響かせる練習を一番初めに行いました。ボイストレーニングの先生とはじめにやったのが丹田と低音の響きを鍛えるために、腰をぐっと持って後ろから引っ張ってもらい、それで台詞を喋る練習をしました。引っ張る力に負けないくらいの力を鍛えました。その後に、海外作品の吹替の方の特徴というか響き、英語圏の方の吹替は口の中に空間があるというか日本語だときゅっと締まっているものが広がっているイメージがあったので、(口の中を)広げる練習や、あとはもう吹替を沢山観ました。かなり日本の声優さんたちを参考にさせていただきました。 ーー初めてヒーロー役を演じた感想は? 吉岡:エリータ-1は戦い方がパワフルで真っ直ぐというか殴る時の強さも強いのでそこはすごく意識しました。絶対に普通の人間だったら出来ない動きとかもキャラクターが平気でどんどんしていくので観ていてワクワクしましたし、参加出来て良かったと思いました。こんな経験、この作品じゃないとできないと思いました。 ーーこれから映画を観る方へのメッセージ 吉岡:今作の台本を読んで、映像を観て、心の底からワクワクする感情と、こんなエピソードがあった上で、いままでのシリーズ作品(のストーリー)があったのだと、切なく、感動しました。これを観ずしてトランスフォーマーは語れないぞというような、そんな一作になっていると思います。是非劇場でお楽しみください。