<挑戦の春・’21センバツ専大松戸>第5部 選手紹介/8 /千葉
◇打線の主軸へ成長実感 大森駿太朗内野手(1年) 大森駿太朗内野手(1年)は2020年秋の県大会、関東大会で10試合に出場し、3割8分9厘の打率を残した。コンパクトなスイングで左右に打ち分ける。 県大会1回戦の市千葉戦では、延長十回表2死二塁の場面で勝利につながる適時打を放った。持丸修一監督は「器用な選手。打線の主軸になっていく」と評価する。 小学5年生の時、夏の甲子園に初出場した専大松戸を見て同校を志した。父親にバドミントンのシャトルを投げてもらってバットに当てる練習を日課にした。 最近は、長打力向上のためバットを振る力をつけている。1メートルの長尺バットを振り、筋力トレーニングで体を鍛える。「秋よりもボールを捉えきれるようになってきた」と成果を実感している。「憧れてきた甲子園でヒットを打ちたい」という。 ◇力強いスイング手応え 横山瑛太内野手(1年) 横山瑛太内野手(1年)は2020年の秋季県大会で3試合に出場した。長打を狙える力強いスイングが持ち味。小林一也コーチは「バッティングにパワーがある」と話す。 長打力をつけようと下半身を鍛えている。「自分で納得がいくまで」と距離を決めず、毎日ライトとレフトのポール間を走りこむ。ウエートトレーニングのレッグプレスは360キロを押し上げる。「この重さを上げられるのはチームで自分しかいない」とこだわりを見せる。「下半身を鍛え、その力が伝わってスイングが良くなってきている」と手応えを感じている。 練習中は大きな声を出して盛り上げる。「今は控え選手。スタメンの選手に何かしらで勝たないと試合に出られない。まずは声から」と語る。「センバツでは、今までやってきたスイングでホームランを狙いたい」。意気込みは十分だ。=つづく