恐怖演出にゾッとした!アニメ『セーラームーン』の「忘れられないトラウマ回」 新シリーズでも…!?
■陰湿すぎる敵幹部たちの行動
1994年に放送がスタートした『美少女戦士セーラームーンS(スーパー)』に、デス・バスターズの幹部として登場した「ウィッチーズ5」。“5”ではあるものの、実際はユージアル、ミメット、テルル、ビリユイ、シプリン、プチロルの6人で構成された魔女である。 彼女たちは、人間のピュアな心の結晶集めのために抜擢された幹部。セクシーで魅力的な外見だが、彼女たちにはセーラー戦士のような絆もなければD.D.ガールズのようなチームワークもない。 全員が最高幹部を狙う野心家で、とにかく仲が悪かった。お互いの陰口や嫌味は日常茶飯事で、特にメンバーの先輩格だったユージアルに対しての態度は酷い。 ユージアルは、真面目かつ天然という面白キャラ。なぜかいつもハイテンションで、定番の流れは、動物園の象の檻、滑走路、川といったとんでもない場所から車で登場し、ポンコツなダイモーンを召喚して「あとはよろしく」と帰ってしまうというものだった。 失敗も多く、メンバーには「オバン」「引退しろ」などと悪口を言われ、なめられてしまう。特にミメットからの“攻撃”は悲しくなるほどに酷く、スリッパに画鋲を入れたりロッカーにカタツムリを入れたり遺影を飾ったりと陰湿だった。 極めつけは最後。ユージアルは天王はるかと海王みちるがタリスマンを持っていると突き止めるも、セーラー戦士に追い詰められて車で逃げ出す。ボロボロになりながら運転する彼女の耳に飛び込んできたのは、カーステレオから流れる「あなたの失敗の数々、今まで我慢してたけど見るに堪えなかったわ。ウィッチーズ5の名が汚れるわ。死んで反省してね」というミメットの声。 足元を見ると、たくさんのカタツムリと「ワゴン車のカタツムリ女は事故って死ね!!」というメモがあった。ミメットによってブレーキを壊された車はコントロールを失い、ビルを突き抜けて海に落ちてしまうのだった。ミメット……怖すぎる……。