中国で1~9月の国内観光客が36億人超え
【CNS】中国文化観光部によると、2023年1~9月の国内観光客は前年同期比75パーセント増の36億7000万人に上り、観光収入は114パーセント増の3兆7000億元(約74兆円)に達した。 文化観光部の杜江(Du Jiang)次官は12月14日の記者会見で、「今年の観光市場は活況を呈している」と強調。「市民の旅行需要が急速に高まり、観光客が大幅に増加した。旅行関連の消費が拡大し、景気全体の回復にも寄与した」と語った。 また、杜氏は「文化・観光に対する人々のニーズにさらに応えるため、三つのポイントに焦点を当てて実行する」と説明。 第1に、3年間の行動計画「国内観光強化プラン」を推進し、観光サービスの向上、観光市場のルール標準化を図る。 二つ目のポイントは、エンターテインメントや健康に関する新しい観光スタイルを確立する。音楽フェスティバルやコンサート、舞台芸術などの「小さくても美しい」新たな芸術空間を構築し、食品、スポーツ、ヘルスケア、漢方薬といった健康分野と観光を統合していく。 三つ目のポイントは、全国区の文化観光モデル都市、リゾート地、5Aランクの景勝地、夜を楽しむ観光地などの一連のブランド構築を推進する。全国の文化・観光消費を促進するため、プロモーションやマーケティングを強化し、文化や観光を体験したい市民の意欲を刺激して、市場の回復・発展を支援していく。(c)CNS/JCM/AFPBB News ※この記事は、CNS(China News Service)のニュースをJCMが日本語訳したものです。CNSは1952年に設立された中華人民共和国の国営通信社です。