世界最大の祝祭が始まる ヒンズー教の「クンブ・メーラ」
アラハバード、インド、1月14日 (AP) ― 数百万人のヒンズー教徒が1月13日、インド全土から同国北部アラハバードに集まり、世界最大の祝祭として知られる「クンブ・メーラ」が始まった。 この日から向こう6週間、インド全土から集まった巡礼がガンジス川、ヤムナー川、神話上のサラスバティー川の合流地点で沐浴する。 ヒンズー教徒は、神話に登場するサラスバティー川がかつてヒマラヤ山脈からウッタル・プラデシュ州のプラヤーグラージを流れ、そこでガンジス川やヤムナー川と合流したと信じており、沐浴で過去の罪が清められ、輪廻転生のプロセスが終わると信じている。 沐浴は毎日行われるが、最も吉兆な日には、裸で灰にまみれた僧侶らが夜明けに聖なる川に向かって突進する。 関係者によると、今後45日間で少なくとも4億人が当地を訪れると予想されている。これは、毎年恒例のハッジ巡礼のためにサウジアラビアのイスラム教の聖地メッカとメディナを訪れた昨年の巡礼200万人の約200倍にあたる。 この祝祭は、インド当局にとって、ヒンズー教の宗教、観光、群衆管理をアピールするための大きな試練である。 (日本語翻訳・編集 アフロ)