【奈良・土砂崩れ】見つかった車の一部に『燃えたような痕跡』現場は危険な状況、捜索中断して表面土砂の撤去作業
12月23日夜、奈良県下北山村の国道169号沿いの斜面が崩れました。53歳の男性が救助されましたが、他に少なくとも車1台が埋まっているとみられます。 【画像を見る】重機が作業、そばにワイヤー支える人 流れ落ちた土砂は下の川にドバドバ落ちる 警察によりますと、この道を通ったとみられる和歌山県在住の70代の男性と連絡が取れていないということです。 消防によりますと、土砂の中からナンバープレートがついた車のバンパーとスペアタイヤが見つかったということです。その後、救急隊や機動隊が約40人態勢、手掘りで捜索を続け、ドアやタイヤハウスの上部も見つかっています。部品はバラバラで車は原型をとどめていないということです。 また、見つかった車の一部に燃えたような痕跡があることが、新たにわかりました。車の中に人がいるかどうかはまだ確認できておらず、呼びかけにも反応はないということです。 27日は車の捜索を中断して、まずは重機で斜面の表面から土砂を撤去する作業を行っています。斜面は、重機がすこし触れただけで、土石流のように落ちてくる状況で、作業には一定の時間がかかるとみられます。 消防は、車の捜索は、早ければきょう夕方から、遅ければあすの朝からスタートするのではないかと見込んでいます。