「解決へ責任感強めた」環境相 発言遮断で新潟水俣病懇談終了
伊藤信太郎環境相と新潟水俣病被害者団体との2日目の懇談が18日、新潟市で行われた。環境省による熊本県水俣市での発言遮断問題を受けた熊本、鹿児島、新潟県の計12の水俣病被害者団体と計5日間の懇談を終了した。伊藤氏は報道陣に「水俣病問題の根深さを感じ、解決へ責任感をさらに強めた」と述べた。 患者認定を求め訴訟している原告らでつくる「新潟水俣病患者会」と懇談した。伊藤氏は発言遮断に「不適切な運営を改めておわびしたい。深く反省し、つらい状況にある方に寄り添って対応したい」と謝罪。団体が患者認定基準の見直しを求めたのに対し、伊藤氏は現行の認定基準を肯定する従来の見解を述べた。