直接対決制したソシエダが来季EL出場へ!! 久保建英は9戦ぶり欠場
[5.19 ラ・リーガ第37節 ベティス 0-2 ソシエダ] ラ・リーガは19日、第37節を各地で行い、MF久保建英所属のソシエダがベティスを2-0で破った。順位争いの直接対決を制し、1試合を残した今季の6位フィニッシュが確定。来季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場が決まった。なお、久保は9試合ぶりに出番がなかった。 【写真】「マジで美人」「可愛すぎてカード出る」現地観戦した女子アナに称賛集まる 6位のソシエダと7位のベティスによる直接対決。ラ・リーガでは上位4チームがUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)、5位がEL、6位がUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)に出場する仕組みだが、同じくEL出場権を与えられるコパ・デル・レイ王者のアスレティック・ビルバオが5~6位を確定させているため、EL争いが6位にこぼれてきていた中で大一番を迎えた。 前節バレンシア戦(○1-0)でフル出場していた久保は2試合ぶりにベンチスタート。それでもソシエダが前半からゴールを積み重ねた。 まずは前半4分、右サイドの攻撃からMFブライス・メンデスがファウルを誘い、ゴール右斜め前約30mの位置でFKを獲得すると、キッカーのB・メンデスがゆっくりと左足を振り抜く。このシュートが弧を描いてゴール右上隅のクロスバーをかすめ、完璧なコースに突き刺さった。 その後はピンチもあったがGKアレックス・レミロのスーパーセーブなどで耐え抜くと、ソシエダは前半42分、MFミケル・メリノが中盤でボールを奪い、ショートカウンターをスタート。FWミケル・オヤルサバルとのワンツーでゴール前に侵入し、最後はGKとの1対1を冷静に制してゴールに沈めた。 ソシエダは後半19分、サイドチェンジに競り合ったDFアマリ・トラオレの腕にボールが当たり、ハンドの反則を取られてPKを献上。ところが同21分、FWアブデ・エザルズリのど真ん中を狙ったキックをA・レミロが身体を残してストップし、ピンチを防いだ。 やや劣勢が続いたソシエダは後半22分、18歳でトップチームデビューのDFジョン・マルティンを最終ラインに投入し、5バックにして逃げ切り作戦に舵を切る。ところが同34分、アーリークロスにJ・マルティンが裏を取られると、レミロのクリアがFWアヨゼ・ペレスに奪われ、無人のゴールに流し込まれてしまった。 ところがそこでVARが介入。レミロのクリアがA・ペレスの腕に当たったとして、ハンドの反則でゴールは取り消された。結局、そのまま試合がタイムアップ。敵地で上位直接対決を制したソシエダが来季のEL出場権を獲得した。