映画「八犬伝」の公開記念舞台あいさつに登壇した左から内野聖陽、役所広司＝東京・六本木

俳優、役所広司（68）が27日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた主演映画「八犬伝」（曽利文彦監督）の公開記念舞台あいさつに共演の栗山千明（40）、鈴木仁（25）、板垣李光人（22）、水上恒司（25）らと登壇した。 【写真】役所広司「アレのアレほしい」 江戸時代、人気作家の馬琴が手掛けた「南総里見八犬伝」をモチーフにした山田風太郎の小説「八犬伝上・下」を実写化。 司会者から「公開初日、2日目と（興収が）ナンバーワン」と聞かされた馬琴役の役所は、「三日天下にならないように皆さんの力をお借りしないと、さらなるヒットにならない。協力して」と呼び掛けた。 そして、隣の馬琴の友人で絵師、北斎役の内野聖陽（56）に「老人（役）2人でね、なるべく醜くして八犬士たちの美しさを引き立てようと…」とポツリ。内野も「特殊メークに朝から2時間くらい隣に座って」と明かし、会場をどよめかせた。 これに犬塚信乃役の渡邊圭祐（30）が「本当にお二人に引き立てていただいて」とユーモアたっぷりに感謝。内野から「全ては圭ちゃんのために！」と突っ込み、会場を和ませていた。 最後は「八犬伝」にちなみ、8回の三本締めを実施。役所は「何度見ても新しい発見がある映画。ぜひ『八犬伝』をよろしくお願いします」とユーモラスに呼びかけた。