【NFL】「打たれ強い」ブロンコスのシーズン半ばの好転を「疑ったことはない」QBウィルソン
デンバー・ブロンコスが勢いを増している。まるで映画『Old School』のように、予想外で、自由奔放に校庭を駆け抜け、体育館へと向かうような勢いだ。 【動画】2023年第12週:ブラウンズとブロンコスの対戦
現地26日(日)、ヘッドコーチ(HC)ショーン・ペイトンが率いるブロンコスは、クリーブランド・ブラウンズを29対12で破ったことで5連勝を飾り、1勝5敗のシーズンスタートから6勝5敗の成績に転じて、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)のプレーオフ出場権争いに食い込んでいる。
この5連勝は、決して格下相手へのものではない。5勝のうち4勝は現在プレーオフ圏内にいるチーム(カンザスシティ・チーフス、バッファロー・ビルズ、ミネソタ・バイキングス、クリーブランド・ブラウンズ)に対するもので、もう1勝は再びプレーオフ争いに加わる可能性のあるグリーンベイ・パッカーズに対するものだった。
確かに、ブロンコスはここ2週間、バックアップのクオーターバック(QB)と対戦した恩恵を受けているものの、リーグ全体のクオーターバックのケガを考えれば、それはほとんどのチームに言えることだろう。
マイアミ・ドルフィンズに対して70対20で大敗を喫するなどして、0勝3敗でスタートしたブロンコスの巻き返しは目覚ましい。
チームの公式発表によると、ブロンコスのQBラッセル・ウィルソンは日曜日に「疑ったことはない。自分たちのフットボールチームも、自分たちがどこへ行けるかも疑ったことはない」とコメントし、次のように続けたという。
「一番大事なのは、シーズン序盤に接戦を落としたり、厳しい試合もあったりしたけれど、そのおかげでこれは長い旅だということを理解し、準備できたということだ。オレたちの前にはまだまだたくさんのフットボールの試合が待っている。この先も素晴らしいチームがたくさん待ち構えている。自分たちのことに集中しなければならない。ブロンコスカントリーとしてオレたち選手や組織全体、そして何よりもロッカールーム内で感じているのは、互いへの揺るぎない信頼だ。この揺るぎない信頼は、コーチ陣に対するものであり、それと同時に自分たちが何者でどこへ向かっているのか、そして勝利ためには何が必要なのか、理解するために必要なものだ。オレたちは勝利に必要なものを学び始めているんだと思う。それはこのチームにとっていいことだし、必要なことだ。この道を歩み続けなければならない」