待望の通常運航再開 志賀・富来牛下 巌門の遊覧船
能登半島地震で津波被害を受け、運休していた志賀町富来牛下(うしおろし)の景勝地「巌門(がんもん)」の遊覧船2隻が13日、運航を再開し、県内外の観光客が穏やかな波風を受けながら、巌門洞窟や旧福浦灯台を周遊する20分間の遊覧を楽しんだ。 能登金剛遊覧船(同町)によると、全3隻のうち2隻は津波でエンジンが故障し、13日までにクラウドファンディング(CF)で募った善意を活用して修理した。5月以降は土日のみだったが、今後は通常通り平日も運航する。 木谷茂之社長(55)は「波風の涼しさを感じてもらいながら、奇岩怪石が織り成す絶景を満喫してほしい」と話した。今季は11月下旬までの運航を予定する。