阪神タイガース80周年 ── 大阪城3Dマッピングが阪神タイガースバージョンに
大阪城が阪神タイガース色に染まった3Dマッピング THE PAGE大阪
阪神タイガースは今年、球団創設80周年を迎える。それを盛り上げるべく「Yellow Magicプロジェクト」を展開。これはチームカラーの“イエロー”を象徴的なアイコンとし、甲子園だけでなく、関西各所を黄色に染めていこうというプロジェクトだという。その目玉のひとつが、「大阪城3Dマッピングスーパーイルミネーション」とのコラボ企画で「阪神タイガース80周年記念バージョン」の特別上映だ。
メガホンなど阪神グッズを持参で入場料200円引き
「阪神タイガースが80周年で、大阪の象徴である大阪城も、観光名所ですし、黄色にしていこうということです。昨年秋に相談があり、この企画が生まれました。それと、タイガースのユニホームを着た人が大阪城にいっぱい来てくれたら、おもしろいかなって。天守閣の下に虎のレリーフがあるんですが、『タイガース』の由来は、それにちなんでいると言われています。六甲おろしを歌って盛り上がれば楽しいですね」(大阪観光局、企画メディア・イベント担当の本並聖央さん) メガホンなど阪神グッズを持参で入場料200円引き、さらに連日先着80名までハンドタオルなど阪神グッズのプレゼントもある。期間は22日まで。通常バージョンの合間に上映される。
吉田義男氏「日本一になれたのがいちばんの思い出」
5日には、この記念事業のオープニングイベントとして大阪城迎賓館で挨拶があった。この日のスペシャルゲストは、松井一郎大阪府知事と、3度の監督を務めた吉田義男氏が登場し会場からは歓声があがった。 MCから思い出の試合を聞かれると、「1985年の優勝時でしょう。あの岡田、バース、掛布のバックスクリーン3連発!去年のジャイアンツの4タテもよかったけど」と松井知事。それから「去年はもう一歩でしたが、ファンとすれば、おいしいところを置いといてくれた。今年は大阪の陣400年、タイガース80周年と、記念イヤーですから。開幕20連勝ぐらいして欲しいですね」とエールを送った。 吉田義男氏も「1985年に日本一になれたのがいちばんの思い出。3連発もありましたが、ファンがものすごく選手を奮い立たせてくれた」と思い出を語り、「今年は天下を取らないと」と、激励した。
80周年記念のラッピング電車なども予定
その後、西の丸庭園で「阪神タイガース80周年記念バージョン」の点灯式が行われ、続いてタイガースバージョンの公開となった。 映像は約2分間、虎がうなり声を上げて出現したり、全体が黄色に染まったり、白球や風船が舞い上がったりと、迫力の立体映像となっている。今後、通天閣のイエローライトアップや80周年記念のラッピング電車なども予定されている。 (文責/フリーライター・北代靖典)