新潟市で去年より13日早い初雪 消防局はストーブ火災に注意呼びかけ
新潟放送
寒気の影響で新潟県内は各地で今シーズン一番の冷え込みとなりました。新潟市でも18日の夜遅くに初雪を観測しています。 【写真を見る】新潟市で去年より13日早い初雪 消防局はストーブ火災に注意呼びかけ 19日朝の妙高市です。 真っ白な雪に覆われ住民は雪かきに追われていました。 【除雪をする人は】「雪の支度が終わっていないのにって思いながら仕方なく動いている感じですね」 寒気の影響で19日の朝は各地で冷え込み、最低気温は津南町でマイナス0.1℃、妙高市 関山で0.1℃、新潟市 中央区で3.5℃など28の観測地点のうち15地点で今季一番の冷え込みとなりました。 そして、新潟市でも雪の便りが。新潟地方気象台は昨夜遅くに新潟市で初雪を観測したと発表。平年より5日早く、去年より13日早い観測です。 最高気温も各地で10度に届かず、平年より5度以上低くなったところもあり寒い1日となりました。 【街の人は】「真冬と同じ格好をしてきました。とにかく寒いのでカイロ貼って後ろにもカイロ貼って」 【街の人は】「1月みたいな寒さで手が真っ赤なんですけど、本当につらいです。きのうくらいから寒すぎてゆたんぽ使おうと思ってゆたんぽ使っています」 この急な冷え込みに慌てて暖房器具を出したという方もいるのではないでしょうか。ただ、洗濯物などが石油ストーブの上に落ちてしまうと… わずか1分ほどで白い煙が。 「衣類がストーブの上に落ちてから6分が経過したところで煙の勢いがものすごい勢いに変わりました。そして火が出てきました」 これは新潟市消防局が行った実験によるものです。衣類が落ちてから6分半程で大きな炎が燃え広がり、あたりに煙が充満しました。 さらに電気ストーブの場合、石油ストーブよりも早いスピードで火の手があがりました。電気ストーブの場合でも引火する恐れがあるということです。 新潟市消防局によりますと今年の新潟市内の火災発生件数は127件で、ストーブが原因の火災は7件と去年より4件増加しています。 【新潟市消防局 渡部倫也 課長補佐】「どうしても洗濯物を(ストーブの)上にかけてしまう。当然乾きやすいですから、乾いてしまうと軽くなって覆いかぶさってしまって出火するとか、本棚の近くから紙が落ちるとか、カーテンの近くでカーテンに燃え移るとかありますので、使用場所も選んで使ってもらえたらと思います」
これから本格的な冬に入るのを前にストーブの清掃や使用場所を改めて確認しましょう。
新潟放送