来場を呼びかける実行委員会のメンバーら

　長崎市南部エリアの音楽フェスティバル「七歌祭（ナナフェス）」が9月28日・29日、伊王島ふれあい広場（長崎市伊王島町1）で開催される。（長崎経済新聞） 　同イベントはこれまで開催されていた「五歌祭（ごかっさい）」がリニューアルしたもので、長崎市南部7地区（野母崎、三和、香焼、深堀、土井首、高島、伊王島）の音楽祭となった。 　五歌祭は2005（平成17）年に旧野母崎町や旧三和町などの南部地区が長崎市に合併されたことがきっかけで、地域の商工会や農協、漁協などが一体となって実行委員会を立ち上げ、2016（平成28）年まで毎年行ってきた地域活性化イベント「五活祭」がルーツ。「中断していたイベントを復活させたい」と地域の青年部など有志が立ち上がり、2019年10月8日、高浜海水浴場（高浜町）で復活していたが、コロナ禍で中断。2022年、長崎のもざき恐竜パークで3年ぶりに開催し、昨年も同所で開催した。イベント本来の趣旨である南部7地区を盛り上げるため、持ち回りで今年の開催地が伊王島に決まった。 　28日のステージイベントではスペシャルゲストにTEEさんやHIPPYさんを迎え、高島在住の「RAINBOW MUSIC」ら地元で音楽活動するアーティストと共にイベントを盛り上げる。青潮学園ブラスバンドや高島伊王島アイランド合唱団など地域住民によるステージや野母崎の永遠の非公式キャラクター「水仙マン」によるパフォーマンスのほか、参加型イベントとしてラムネ早飲み大会や激辛四川麻婆（マーボー）豆腐早食い大会などを行う。ライブのクライマックスではイルミネーションバルーンショーも予定。 　29日もRAINBOW MUSICのライブや水仙マンによるパフォーマンスを行うほか、「こうやぎ太鼓 WITH 紫音」「MOCA DANCE SCHOOL」らがステージを盛り上げる。 　2日間を通して行うマルシェイベント「ばりうまグルメフェス」には長崎市南部エリアを中心に約100店舗が並び、グルメやスイーツを販売する。 　実行委員長の深堀陽水さんは「長崎市南部地区ならではの音楽フェスとして初めて野母崎以外の場所で開催が決まり、日程も2日間に拡大した。南部7地区の魅力が詰まったイベントを多くの人に楽しんでもらえれば」と来場を呼びかける。 　開催時間は、28日＝11時～20時30分、29日＝10時～17時。入場無料。