あすから１０月です。 酒や菓子などまたも食料品の値上げが予定されています。 その数、２９００品目。値上げの規模は２０２３年最大になる見込みです。 （内野記者） 「こちらのお店では１０月からお菓子の一部が値上げされます。このスナック菓子も１２円から１６円に上がります」 駄菓子の王道、「うまい棒」に、板チョコ、ペットボトルのお茶や炭酸飲料も。 帝国データバンクによりますと、１０月に値上げされる食品は２９１１品目。 食品別では「酒類・飲料」が最も多く、全体のおよそ半分を占めています。 さらにチョコレート菓子や、ハムなどの加工食品なども。背景には、原材料費や輸送費の高騰などがあります。 買い物客は… 「生活に響くから困る食費を（どう抑えるか）一番考える」 「（次いつ値上げするか）分からない。いま買うべきか待つべきか（考える）」 節約術として店独自のキャンペーンを使い買い物をしているといいます。 （買い物客） 「３０日は朝食（割引）の日と６５歳以上の５％割引」 こちらのスーパーでは、曜日ごとの割引サービスのほかに、プライベートブランドの商品は価格を据え置くなど、店側としても客の買い控えを抑えたい狙いがあります。 （コープ南春日　白潟一彦副店長） 「生活に密着しているものが少しずつ値上がりしているのでなるべくお客様の負担にならない形でやっていきたい。（割引キャンペーンなどで）お客様に還元できれば」 ２０２４年一番の値上げラッシュとなる１０月。 食品以外にもどんなものが値上げされるのか解説します。 ここからはフカボリです。 帝国データバンクによると、この１０月に約２９００もの食料品が値上げされます。 ペットボトル飲料では３割ほど。 ハムなどの加工品は２割、チョコレート菓子は３割程度最大で引き上げられます。 取材した大分市のコープ南春日店では、１２０グラム入りのチョコレートが３２１円から３９７円に値上げされるといいます。 食品以外にも値上げされるものがあります。 その一つが郵便です。 ハガキは６３円から８５円に、定形郵便は１１０円に統一されます。 そしてレターパックも最大８０円引き上げられます。 さらに火災保険は大手損害保険会社では、住宅向けが平均１割程度上がります。 ２０１９年から４回目の値上げでここ５年間でなんと４割ほども価格が上がっているんです。 値上げについて街の声を聞いてきました。 ６０代男性は「食料品は割引の曜日を利用したりモヤシなど安い食材を使ってやりくりしている」 ７０代女性は「スマホを持っていないので手紙でやり取りすることが多い。手紙を出す回数が減り、友達と疎遠になってしまうかもしれない」という声が聞かれました。 値上げはいつまで続くのでしょうか。 調査している帝国データバンクによりますと、「１１月以降は総じて落ち着く。 値上げ品目は２０２３年は３万２０００品目ほどだったが、２０２４年は１万３０００品目と、前年の４割ほどの見通し」だそうです。 （下野アナ） なんだか値上げに麻痺してしまったような感覚にもなりますね。 （内野記者） 厳しい状況は続きますが私たちも知恵を絞りながら生活しなければならないですし、スーパーなども買い控えされないよう企業努力をしていることが分かりました。 うまくやりくりしながら値上げに対応していくしかないと感じました。