ドイツ企業倒産件数、24年第4四半期は金融危機以来で最多=調査
[ベルリン 9日 ロイター] - ハレ経済研究所(IWH)の調査によると、ドイツでは昨年第4・四半期の企業倒産件数が2009年以降で最多を記録した。経済危機と高金利、エネルギー・賃金の上昇が背景にある。 IWHによると、第4・四半期の企業倒産は4215件で、前年同期比36%増。世界的金融危機さなかの09年半ば以来の高水準となった。 IWHの調査責任者は「長年にわたる超低金利が倒産を防いできたのに加え、新型コロナウイルスのパンデミック期には短時間労働手当などの補助金のおかげで倒産が起こらなかった」と分析。金利上昇と補助金廃止が22年以降の倒産件数の増加に拍車をかけたと指摘した。 業種別では、サービス業の倒産件数が前年比47%増と最も高い伸びを示し、製造業は32%増だった。