井川遥『下剋上球児』で鈴木亮平の妻を好演…"キムタク共演NG"を昔の悲劇に変えた「逞しい処世術」
「当時の井川さんは多忙を極め、スケジュール調整も困難でした。当時、木村さんのドラマはすべて木村さんのスケジュールに合わせるのが”暗黙の了解”。ところが、撮影は井川さんに合わせてスケジュールが組まれていたのです。 ある木村さんとの絡みのシーンでは、井川さんに合わせて早朝に撮影が行われたことから、木村さんは『何様のつもりだよ?』などと、スタッフに対して怒り心頭でした。井川さんの演技が素人同然でNGが多かったことも木村さんをイラつかせる原因だったのでしょう。そのため、木村さんは井川さんを以後、共演NGにしてしまったといいます」(フジ関係者) だが、その後井川はNHKの連続テレビ小説『純情きらり』(’06年)など数々の映像作品に出演、『ガラスの家』(’13年、NHK)では初主演を務めるなど、女優として着実にステップアップを果たしていった。『半分、青い。』(’18年)『おちょやん』(’20年)と、連続テレビ小説にはこれまで3回出演。それ以外でも、大河ドラマ『花燃ゆ』(’15年)、ドラマ『半沢直樹』(’20年、TBS)、映画『さかなのこ』(’22年)など、今や多くの人気作品にオファーされる人気女優となった。 今年1月期のフジ系ドラマ『罠の戦争』では木村と同じ元SMAPの草彅剛(49)演じる主人公の妻役を好演した。そのことが木村にしてみれば何とも皮肉な結果になってしまったのだと前出の芸能記者は語る。 「井川さんのみならず、同じ事務所で井川さんの付き人を務めていた俳優の松尾諭さん(47)の原作小説をドラマ化した『拾われた男 LOST MAN FOUND』(NHK BSプレミアム)に草彅さんが出演。井川さんも本人役で出演しました。 草彅さんの所属事務所の社長は元SMAPのチーフマネジャーだった飯島三智氏です。木村さんが井川さんを共演NGにしたことには少なからず関わっていたでしょう。しかし、井川さんの事務所が旧ジャニーズ事務所と関わりが少なかったこともあってか、今や事務所ぐるみで草彅さんの事務所の〝お気に入りリスト〟入りしたのです。 井川さんとしては、過去の木村さんとの遺恨があったにもかかわらず、飯島氏の事務所と仕事をすることを受け容れた形です。売れっ子になっても頭を柔らかくして仕事をこなしているところが、ここまで芸能界で長く生き残れている秘訣でしょう」 女優としての井川の成長と現在の活躍ぶりに、一番驚いているのは木村かもしれない。
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