米国大統領の息子と英国王子のラブコメ『赤と白とロイヤルブルー』の続編の制作が決定 主役2人が続投
アマゾンプライムで配信が始まった新作『アイデア・オブ・ユー ~大人の愛が叶うまで~』でアン・ハサウェイの相手役を演じ、人気も知名度も急上昇中のニコラス・ガリツィン。2021年にカミラ・カベロ主演の映画『シンデレラ』でロバート王子役に抜擢されて注目を集め、2023年にアマゾンスタジオが制作したラブコメ映画『赤と白とロイヤルブルー』で主役を務めてブレイクした。この記念すべき出世作『赤と白とロイヤルブルー』の続編が作られることが明らかになった。先週開催された今作の特別上映会で発表された。
米国大統領の息子、アレックス(テイラー・ザカー・ペレス)とイギリスのヘンリー王子(ニコラス)の恋を描いた本作。続編のストーリーはまだ明かされていないが、主役の2人が続投することが決まっている。また1作目で監督デビューを飾った劇作家のマシュー・ロペスが脚本家としてカムバック。原作となった同名小説の作者ケイシー・マクイストンと一緒に脚本を書くことがわかっている。米国大統領を演じたユマ・サーマンら1作目の他のキャストが再び登場するのかは発表されていない。
制作するアマゾンスタジオはこのニュースが流れると早速インスタグラムでお祝い。1作目で印象的なシーンに登場するぐちゃぐちゃのウェディングケーキの画像とともに「続編が製作中だって発表されたって?」とコメントしている。
続編のニュースに続き、もう1つファンを喜ばせるニュースが。先週末開催されたGLAADメディアアワードで「クイアが選ぶお気に入り映画」賞に本作が輝いた。この賞はアメリカのLGBTQs団体「GLAAD」が主催する賞で、LGBTQsを公正に表現した作品を称えている。
今作はゲイカップルの恋模様を笑いあり、涙あり、ときめきありの素敵なラブコメにしたことだけでなく、ジェンダーや人種においても多様性に富んでいる点が高い評価を得ている。例えば米国大統領と英国首相が揃って女性で、さらに英国首相はアフリカ系。大統領の元夫、つまりアレックスの父はメキシコ系という設定で英国王室のスタッフにもインド系が混じっていた。2作目ではどんなストーリーで多様な世界を見せてくれるのか楽しみにしたい。