駒大書道部員が伊方・三崎の児童に習字教室 60年続く交流(愛媛)
交流を続けて約60年―。東京の駒沢大書道部が愛媛県伊方町三崎の子どもたちと続けてきた習字教室が5年ぶりに復活し29日、三崎中央集会所で三崎小学校の児童15人が大学生7人から筆遣いやこつを教わりながら書道の腕を上げ、交流を楽しんだ。 教室は1963年、同大の書道部員が旅行で正野地区を訪れた際、八幡浜市行きの定期船に乗り遅れ、地元住民が漁船で送り届けたのがきっかけ。 その恩返しとして書道部は翌年、正野地区で研修会を開催。以来、毎年部員が同町を訪れ子どもたちや住民らと交流を続けてきたが、新型コロナウイルス禍で2020年から中止していた。
愛媛新聞社