６月４日、鹿児島空港から甲南高校の生徒が東京に修学旅行で出発しました。飛行機に乗る直前、生徒の前にサプライズで卒業生が現れ、修学旅行のスタートを彩りました。 ４日午前１０時、鹿児島県霧島市の鹿児島空港。 甲南高校２年生が東京行きの出発ゲートに向かっていました。 美川愛実キャスター 「修学旅行に向かう生徒たちにきょうはサプライズがあるようです」 そのサプライズは添乗員のアナウンスで始まりました。 ＪＴＢ営業課・重田恭佑さん 「この後、ＪＡＬの鹿児島支店の方から挨拶があります」 日本航空鹿児島支店　中山洋彦支店長 「皆さんおはようございます。日本航空鹿児島支店支店長の中山と申します。実は私も甲南ＯＢなんです」 同じ日本航空の飛行機に乗って修学旅行に同行するサプライズゲスト、甲南高校出身で、日本航空鹿児島支店長の中山洋彦さん（５３）です。 高校時代は野球部のエースでした。 日本航空ではグランドスタッフ、客室乗務員として世界各地を飛び回り、入社から３１年となる２０２４年４月、ふるさと鹿児島に支店長として帰ってきました。 甲南高校の修学旅行では多くの企業の職場見学が予定されていて、中山さんは日本航空を案内します。 そして、この旅には偶然にも、もう１人甲南高校の先輩が。 ＪＴＢ営業課　重田恭佑さん（甲南高校ＯＢ） 「私も甲南高校のＯＢで７０期になります」 なんと添乗員の重田さんも、生徒たちの大先輩。 思わぬ先輩との出会いに生徒も驚いていたようです。 生徒 「かっこよかったです」 「一生の思い出になるような修学旅行にしたい」 日本航空に職場見学に行く生徒 「ＯＢだということにびっくりして、こんなに甲南の人たちが活躍しているのがすごいなと」 日本航空鹿児島支店・中山洋彦支店長（甲南高校ＯＢ） 「母校のためにこういうことができる幸せを感じながらアナウンスしました。思いっきり楽しんで、思いっきり色んな経験をして、でも先生の言うことを聞いて、良い時間にしてもらいたいなと思います」 社会で活躍する先輩とともに飛びたった生徒たち。 修学旅行は別の便で向かった生徒ら計３１５人が参加していて、３泊４日の日程で、東京ディズニーリゾートや大学の見学などが予定されています。