（写真：群馬テレビ）

パリオリンピック柔道女子48ｋｇ級金メダリスト角田夏実選手が群馬県前橋東警察署の一日警察署長を務め、市民らに防犯を呼びかけました。 群馬県前橋市内の大型店で開かれた防犯イベントで、県警音楽隊が演奏を披露する中、角田夏実選手が登場すると会場は大きな拍手に包まれました。 このイベントは、１０月１１日から２０日までの全国地域安全運動の一環として前橋東警察署が開いたものです。千葉県出身の角田選手は、いとこが前橋東警察署に勤務していることから今回一日警察署長をつとめました。 角田選手は、県内で急増している投資詐欺や窃盗の被害を食い止めようと、防犯意識の向上を呼びかけるチラシを配布しました。 今年の群馬県内の刑法犯認知数は、９月末現在で１万７７４件と去年の同じ時期に比べ１２４６件増えていて、中でも、ＳＮＳを悪用するなどの投資詐欺の被害額は１０億円を超えているということです。このため、前橋東警察署は防犯などの情報を配信している「上州くん安全・安心メール」への登録も呼びかけています。 角田選手は訪れた人に防犯への意識を高めてもらおうと、１人ひとりに丁寧にチラシを手渡していました。