「103万円の壁」福岡市は年間400億円の税収減と試算…高島市長「地方に影響がないように政策実行を」本格化する税制協議で論点に
年収103万円で所得税が発生するいわゆる「年収103万円の壁」をめぐり、国民民主党が主張する178万円まで引き上げられた場合、福岡市の高島市長は25日、市では年間約400億円の税収減となると明らかにしました。 高島市長は25日の会見で、いわゆる「年収103万円の壁」を見直した場合、試算では市の税収が年間約400億円減収となることを明らかにしました。 ただし地方交付税交付金が補填されるため、減収の影響は実質100億円程度になるということです。 「年収103万円の壁」について高島市長は「特に若い世代を中心に可処分所得が非常に低くなっていることが根本の課題としてあって、103万円はその具体的な1つの例として、真剣に考えていくことが大事ないか」と指摘した上で、国に対しては「地方に影響がないようにしっかりと政策を実現・実行してほしい」と述べました。 国民民主党が強く主張する「年収103万円の壁」を盛り込んだ政府の総合経済対策は22日、閣議決定されました。 引き上げ幅や財源は定まっておらず、25日から本格化する税制協議で大きな論点となりそうです。
テレビ西日本
【関連記事】
- 暴力団の資金源か…ラウンジ店の無許可営業で関連会社を家宅捜索 風営法違反の疑いでオーナーら男女3人逮捕 福岡・北九州市
- ホークス優勝パレード 4年ぶりのリーグ優勝を祝して沿道には28万人のファン 福岡の街が歓喜に包まれる
- 「アルコールは抜けていると…」走行中の特急列車に車突っ込む “飲酒運転”で50歳の男を逮捕 JR鹿児島線は2時間以上運転見合わせで特急・普通列車計65本が運休し約2万人に影響 福岡市
- 【劇場型】ビデオ通話に制服姿のニセ警察官 「福井県警捜査2課」名乗る男に622万円だまし取られる詐欺被害 「あなたの口座が犯罪に利用」 福岡・北九州市
- “飲酒運転”で中学校教員の男(32)を逮捕 「部活の保護者とビールやハイボールを5杯飲んだ」 飲酒検問で基準値の4倍強のアルコール検出 福岡・久留米市