映画『QUEEN ROCK MONTREAL』上映延長決定！B.メイとR.テイラーがフレディについて語る特別映像も

世界屈指の人気を誇るバンド、クイーンがモントリオールで行った伝説のライブの模様を収めた映画『QUEEN ROCK MONTREAL』。本作が2月22日(木)～25日(日)の上映期間に加え、一部劇場にて26日(月)、27日(火)の2日間での上映期間延長が決定。また、22日(木)の初回上映時より、入場者プレゼントとしてキービジュアルデザインのオリジナルポストカードの配布(全国限定3万枚。先着順、無くなり次第配布終了)が決定し、あわせてブライアン・メイ、ロジャー・テイラーがフレディ・マーキュリーについて熱く語る特別映像が解禁された。 【写真を見る】思わずシビれる！『QUEEN ROCK MONTREAL』のポスタービジュアル 本作は、クイーンというバンドの歴史における転換点を捉えたもの。アルバム「The Game」や大ヒットシングル「Under Pressure」のリリース、そして大規模なツアーによって世界中のチャートを席巻していたクイーンは、1981年11月、15ヵ月ぶり4度目にモントリオールの18000人収容のフォーラムに凱旋。このツアーは、サポートメンバーを加えずメンバー4人で行った最後のツアーとなった。 1981年11月24日と25日に行われたモントリオールでの2回のライブは、最先端の録音機材を用い、長編ライブ映画の撮影のために特別にアレンジされたもので、これはクイーンにとって初めての試みとなった。ほぼ2年間をツアーに費やしてきたクイーンは、この新たな挑戦への準備が整った最高の状態でモントリオールに降り立ち、2公演は即完売、まさに伝説的な夜となった。また、モントリオール公演１日目の11月24日は、奇しくもフレディの命日のちょうど10年前である。 そんなクイーンの純粋な魅力がほとばしる伝説のライブ映像を、今回初めてIMAX用にデジタルリマスターされ、高解像度映像や高精度なIMAXサウンドに対応したことで、観客は臨場感あふれる特等席でライブを観ているかのような体験を味わうことができる。ロックの王者であるフレディ・マーキュリー、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラー、ジョン・ディーコンが、「We Will Rock You」、「Somebody To Love」、「Under Pressure」、「Bohemian Rhapsody」、「Another One Bites the Dust」、「We Are The Champions」などの最大のヒット曲や、人気アルバム「The Game」から「Dragon Attack」、「Play the Game」など楽曲を披露し、歴史に残る興奮に満ちたパフォーマンスを繰り広げる。 今回解禁された特別映像では、クイーンのメンバーのブライアン・メイとロジャー・テイラーが、映画を鑑賞しながら当時を振り返っているものだ。2人は当時の自分たちの演奏を「エネルギーがあふれている」、「自由で革新的だった」、「4人の相性がすばらしい」と評し、懐かしみつつ興奮している様子。IMAXに最適化された明瞭な映像でフロントマンであるフレディの様子を観たブライアンは、「彼の表情や筋肉、髭の様子もよくわかる。本当に愛おしく感じる。彼の息遣いも」と語り、ロジャーは「フレディは最高のフロントマンだった。(彼との仕事に)嫌な思い出はない。喜びだけです」とコメント。時を超えたメンバーの熱い友情に、観ているこちらの心まで震えるような、感動的なインタビュー映像となっている。 クイーンの最も瑞々しい姿を映しだすだけでなく、フレディ、ブライアン、ロジャー、ジョンの比類なき音楽性とヴォーカルの才能が呼応する様子をも捉え、『QUEEN ROCK MONTREAL』。まだキーボードがバンドに加わる前の、アルバム「Hot Space」以前のクイーンの姿を捉えたこのクラシックなライブ映像は、才能あるミュージシャンたちが、それぞれに魅力を発揮しながら、完全に一体となっている様を記録している。本作をぜひ大スクリーンで体感していただきたい。 文/山崎伸子