「申し訳なさでいっぱい」「解放されたいと思うように」 死亡女児の祖母が内縁関係だった男の裁判で心境語る 富田林2歳児熱中症死
大阪府富田林市で去年、当時2歳の女児がベビーサークルに閉じ込められ、熱中症で死亡した事件の裁判で、保護責任者遺棄致死などの罪で起訴された祖母が女児について「申し訳なさの気持ちでいっぱい」と、心境を語りました。 起訴状などによりますと、小野真由美被告(47)と、内縁関係だった桃田貴徳被告(52)は去年、共謀してベビーサークルに小野被告の孫・優陽ちゃん(当時2歳)の手足をガムテープで縛るなどして閉じ込め、十分な食事や水分を与えず、熱中症で死亡させた罪に問われています。 16日から裁判が始まった桃田被告は、「(事件当時)内縁関係は解消されていた。養育者としての認識はない」などとして、無罪を主張しています。 小野被告の裁判は来年1月から始まりますが21日、桃田被告の裁判で証人として出廷し、優陽ちゃんに対しての心境を聞かれ「申し訳なさの気持ちでいっぱい」と語りました。 また、事件までの経緯を聞かれ、優陽ちゃんの両親が育児放棄したために引き取る形になったことや、市役所などに積極的に通いながら育児の相談をしていたことなどを供述し、事件当時に優陽ちゃんを家に1人で残して出かけたことについては、「(生活で)しんどかった部分から解放されたいと思うようになっていた」と語りました。 その上で桃田被告については「普段から優陽ちゃんの世話は頼んでいない」と、育児には積極的に関わっていなかったと話し、事件当時については「桃田被告は一緒に家にいたが、(優陽ちゃんを)ベビーサークルには入れていない」と証言しました。 裁判は、次回も小野被告に対する証人尋問が続きます。判決は12月13日に言い渡される予定です。
ABCテレビ
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