入社1年目アナも力走…西宮神社『福男選び』中津川の分社で初開催 “一番福”目指し10-70代の69人が駆け抜ける
■ポイントは約250mの「直線坂道」と「カーブ」
参加者たちは、走る前から運が試されます。転倒など事故防止の観点から、出走の順番はくじで決めることになっているためです。 くじでは「A」が最初にスタートし、10秒後に「B」が、さらに10秒後に「C」が出発します。 くじの結果、短距離の選手でもある鈴木さんは「A」、最高齢の加納さんも「A」、そして谷村アナは「B」でした。 通る道は、中山道・中津川宿から神社前まで全長およそ400メートルです。ポイントは、およそ250メートルあるという直線の坂道と、雪道に影響しそうな、前半と後半にある2度のカーブです。 そこで、谷村アナは「秘策」を考えていました。 谷村謙介アナウンサー: 最終コーナーのカーブも1つポイントですね。内側をいきたい気持ちになるんですが、私はあえて外側を狙おうと思います。路面に足をとられて滑ってしまう人が多いんじゃないかなと思いまして、ここは戦略が試される気がします。
■優勝の鈴木さん「ひっそりと、あんまり言いふらさないように…」
午前4時、「福男選び」が始まりました。鈴木さんは見事にスタートダッシュに成功し、先頭に立ちます。 10秒後にスタートした谷村アナも、一歩目で足を滑らせてしまいますが、すぐさま体勢を戻し走り出します。 鬼門となっていた直線の坂道も、鈴木さんは後続をどんどん離していき、先頭を維持します。 77歳の加納さんも着実に前へ進み、最後のカーブを曲がります。 谷村アナも最後のカーブに差し掛かります。いざ秘策の「外側走り」と思いきや、他の参加者と同じ内側に…。 鈴木さんは最後まで先頭を譲らず、見事「一番福」となりました。 鈴木悠右さん: ひっそりと、あんまりみんなに言いふらさないように、福が逃げちゃうような気がするので。去年、病気じゃないですけど寝込んだことがあったので、その時に「健康は素晴らしいものだ」と思い知ったので、今年は健康な一年を過ごせれば十分満足かなと思います。 谷村アナも最後まで走り抜き、「29番」でした。 谷村謙介アナウンサー: 肺の中が冷たい空気でいっぱいで、この疲れも福なんだと思います。福が体の中に入ってきたような気がします。前に25人いる段階でスタートしているわけですから、頑張った! 加納さんも無事、完走しました。 加納恭卓さん: 57番か。(今年は)どんなことでも積極的にやろうと思っています。まず半歩でも前に出たいと思っています。 (東海テレビ)
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