（ブルームバーグ）： ウクライナのクレバ外相は、ロシアとの紛争への支援強化を引き続き各国に呼びかける中で、インド外相との協議では和平案についての話し合いが焦点になったと明らかにした。

２日間の日程でインドを訪問しているクレバ氏は29日、同国のジャイシャンカル外相と会談。ウクライナ政府高官によるインド訪問は、ロシアによる侵攻後、初めてとなる。

クレバ氏は、ウクライナ全土からのロシア軍の撤退を求める構想に言及し、「われわれは平和の公式とその実現に向けた次のステップに特に関心を払った」と説明。

ジャイシャンカル氏は、クレバ氏との会談では現在進行中の紛争とその広範な影響に焦点が当てられ、両者は「その中でのさまざまな構想について意見交換した」とＸ（旧ツイッター）への投稿で明らかにした。双方はまた、政府間会議で貿易を拡大する方法についても協議した。

スイスは夏までに「世界平和サミット」の開催を計画しているが、同国国防相は第１ラウンドの協議にロシアは参加しない可能性が高いと語っている。

インドのモディ首相は今月、ウクライナのゼレンスキー大統領およびロシアのプーチン大統領と電話で会談。インド政府は、ロシアが参加しない平和サミットの結果には懐疑的との姿勢を崩していない。

原題：Ukraine Foreign Minister Discusses Peace Plan in India Meeting（抜粋）

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