コンテナ船が衝突した橋崩落 未明の米東部ボルチモア市
ボルチモア、メリーランド州、3月27日 (AP) ― 米東部メリーランド州の港湾都市ボルチモアで3月26日未明、動力を失った大型コンテナ船が主要橋梁の橋脚に衝突、一瞬のうちに橋の中央部が川に崩落した。 複数の車両と橋の路面補修をしていた作業員が川に転落。6人が行方不名となったが、水深と事故から時間がたっていることから、死亡したものと推定されている。 州当局によると、パタプスコ川に架かるフランシス・スコット・キー橋に衝突する直前、貨物船が救難信号を送信したため、橋の車両通行を制限できたが、貨物船のスピードが非常に早かったため、橋を渡ろうとしていたすべての車両を止める間もなく、数台が川に転落したという。 コンテナ船は長さ2.6キロの橋の橋脚にぶつかり、中央のスパン部分が一瞬で川に崩落。スパンの一部が船首に落下、船では火災が発生した。 昨年1年間に1200万台の車両がフランシス・スコット・キー橋を利用しており、橋の落下がメリーランド州だけでなく、東部一帯の経済に及ぼす影響が懸念される。 (日本語翻訳・編集 アフロ)