また怪物出現の予感が 昨年の学生横綱・草野が白星デビュー
◆大相撲夏場所2日目(13日、両国国技館) 日大出身で昨年の学生横綱、幕下最下位格付出の草野(伊勢ケ浜)がデビュー戦で西幕下60枚目・朝心誠(高砂)を寄り倒し。白星スタートを切った。 学生横綱や世界選手権の優勝など9冠のタイトルを獲得した実力者がその片鱗(へんりん)を見せつけた。かち上げの立ち合いから左上手を取り、右のかいな(腕)を返した時、朝心誠の体は浮いてしまった。 「本当は突っ張りたかったのですが、右を差して、左上手が取れたので前に出ました。良かったです。相撲は緊張しなかったのですが、土俵での所作とかで緊張しました」。伊勢ケ浜部屋には尊富士や川副ら日大の先輩が在籍しており、「いろいろアドバイスをいただきました」という。 「強くなりたい。強くさせてくれそう」という理由で伊勢ケ浜部屋に入門した。猛稽古で体重が7キロも絞れたり、横綱・照ノ富士の付け人を務めたりと毎日が勉強だという。つかの間の楽しみはサウナに入ること。「休日は寝ているか、サウナに行くかですね。お気に入りのサウナは赤坂にある『サウナ東京』です」と話していた。
報知新聞社