俳優・奥平大兼がファンタジー大作で新境地へ「オリジナル言語の習得に苦労しました」
家族や友達とお家で過ごすことが多くなるホリデーシーズン。この時期、みんなで観られる作品をお探しの方も多いはず。そこでおすすめしたいのが、日本発のオリジナルファンタジーアドベンチャー大作『ワンダーハッチ-空飛ぶ竜の島-』。神奈川県の横須賀に暮らす空想好きな女子高生・ナギ(中島セナ)と“ウーパナンタ”という異世界の住人、半人前のドラゴン乗り・タイム(奥平大兼)が、[実写]と[アニメ]の両方の世界で冒険を繰り広げる本作。実写とアニメが交錯する手法で制作されたことで大きな話題を呼んでいる。 【写真】俳優・奥平大兼、20歳の魅力に迫る…! 大人な写真を見る 今回with digitalでは、主人公のひとり・タイムを務めた俳優の奥平大兼さんに、作品のエピソードやプライベートのお話を伺いました。インタビュー前半では作品について、後半では奥平さんのプライベートな姿について深堀ります。
“アニメから出てきた人”を演出するため普段よりオーバーな演技で
―作品内で、アニメから実写、実写からアニメへと入り混じる珍しい制作方法でしたが、主人公のタイムを演じてみていかがでしたか? 奥平大兼(以下、奥平):今までこういう作品を演じたことがなかったですし、多分、これからもそうそうやる機会がないお芝居だと思うので、良い経験になりました。初めてのことだらけでしたが、“楽しい”が多い現場でした。 アニメパートを撮ったのが、実写パートを全て撮り終わった後だったので、ストーリーと演じる順番が逆で……僕自身もどうなるんだろう?という感じではありましたが、実写のタイムにアニメのタイムを寄せて作っていただけるということだったので、実写を演じている時は、あまりアニメの方を意識せず演じることができました。アニメのクリエイターの皆さんが本当に上手にやってくださったので、感謝しています。 ―実写の演技と声優の演技で何か変えたことは? 奥平:実写パートの最初の方は、登場人物がアニメから出てきた雰囲気を分かりやすく演出するために、監督と話し合って、普段の演技だったらしないようなちょっとオーバーな喋り方や仕草もしているんです。僕は声優のお仕事が初めてだったので、どういう風にすればいいかわからないことも正直多く。監督に言われたことを意識しながらやっていきました。実写パートを撮ってから1ヶ月後くらいに声優の声撮りがあったんですが、実写の撮影が濃いものだったので、やり始めるとどんどんタイムの感覚が蘇ってきたのを覚えています。