ビフィズス菌で健康増進 ホエイ活用の乳酸菌飲料が登場 森永乳業
森永乳業は24年度、半世紀以上のビフィズス菌研究で培った栄養に関する知見を基軸に、リフレッシュなど新たな価値でヨーグルト市場を活性化する。 春は、チーズの副産物であるホエイを独自のビフィズス菌で発酵させた乳酸菌飲料や、骨と腸をWでケアできる高付加価値商品を投入。30周年を迎えるアロエヨーグルトの増量企画や、子どもに人気のフルーツポンチ風のヨーグルトなど日常の楽しさも提供していく。 営業本部マーケティング統括部統括副部長兼ヨーグルト・デザート事業マーケティング部長の谷口竜太氏は、このほど行われた新商品発表会で「価格に見合った価値を伝えていくために、今までにない新しい価値創造が重要」との認識を示す。 これを具現化する商品として「きゅんとすっぱいのに、まろやか~」がコンセプトの機能性表示食品「PURESU(ピュレス)発酵酢ドリンク ざくろ味/マスカット味」(税別330円、900㎖)を4月2日から発売する。 爽やかな酸味は、ホエイなどを「ビフィズス菌BB536」で発酵させた際に生じる酢酸によるもので、酢は使用していない。機能面では疲労感軽減・お腹の脂肪減少・腸内環境改善が期待される。
同社によれば、お酢飲料市場は5年で約2倍と大きく成長している。「牛乳やヨーグルトと混ぜる人も多く、深掘りして新たな価値提供ができると考えた。1本で美容と健康、おいしさを両立する新たな健康飲料。主力ブランドの一つとして育成していきたい」(営業本部マーケティング統括部ヨーグルト・デザート事業マーケティング部 岡田祐美子マネージャー)とし、日常のちょっとした休息時間や“もうひと頑張り”に新たなニーズを見据える。 物量ベースで厳しい状況が続くヨーグルト市場の活性化に向けて、長年のビフィズス菌研究のエビデンスに基づく健康価値を改めて伝える。3月19日発売の「ビヒダス 骨密度対策」(税別145円、100g)は、大腸の環境改善に加え、加齢とともに低下する骨密度を維持する二つの機能で競合との差別化を図る。