【遺族コメント全文掲載】8歳男児含む3人死傷の猪苗代湖ボート事故 控訴審は逆転無罪 加速した船舶に死角 被告の過失認めず
新証拠 裁判所の判断
裁判所は一審から検察側が示してきた証拠と照らし合わせた上で、弁護側の新たな証拠を支持した形になる。裁判所は、加速した船舶の死角を認め「左右に見張りを厳に行い、安全確認をしながら航行したとしても、被害者を発見することが出来ない」「事故を回避することが出来なかった具体的な可能性を否定できない」として、男性の過失を認めず無罪とした。
瑛大君の遺族側のコメント
遺族は「本日の判決は、到底納得できるものではありません。生命を奪われて一生背負う重大な傷害を負わされたのに無罪とは、この国の司法制度が本当に機能しているのか、もう一度問いたいので上告審での審理を強く求めます」としている。 また、無罪となった男性は「本日、無罪の判決をいただきました。私は、当時、十分な針路の安全確認を行っていました。この度の控訴審判決は、その点を確かな証拠に基づいてお認めくださったものと理解しています」とコメントしている。 (福島テレビ)
福島テレビ