「正直不安…」ネガティブ要素満載の愛車をネットで売却! 話題のWeb査定でトラブルは?
バイクを手放すときの3つの売却方法
新しいバイクに乗り換えが決まったとき、頭を悩ませるのは今まで乗っていたバイクの処分方法です。 【スマホがあればOK!】これがバイク売買サービス『カチエックス』の流れです(写真) 古いバイクを手放す方法としては、新しいバイクを購入店に売る「下取り」、バイクの購入店とは関係のない買取専門業車や中古車店に売る「買取」、ネットオークションなどを利用した「個人間売買」の3つの方法が一般的でしょう。しかし、最後の「個人間売買」にはさまざまなリスクが伴うため、多くの人は業者への「下取り」や「買取」を選んでいるようです。 とはいえ、いざ愛車を手放すとなれば、1円でも高く売りたいと思うのが人情です。カワサキ「Z900RS」のような最新型の人気モデルや、最終型のホンダ「CB400スーパーフォア」やヤマハ「SR400」のようなプレミアム価格の絶版車であれば、どこに売却しても高値が期待できるので売り先を悩む必要はないでしょう。 一方、そうした車種ではない場合、たとえば筆者(山崎 龍:乗り物系ライター)が所有していた2001年型カワサキ「ZX-9R」のような少々古い大型バイクで、特別人気のモデルでもない車種の場合は、売却先によってかなり買取金額は変わってきます。 筆者が2年ほど所有した「ZX-9R」を手放そうと考えたのは、2024年10月中旬のことでした。馴染みのバイク店へ遊びに行くと、最近入荷したという良好なコンディションの2000年型モト・グッツィ「V11スポーツ」が店頭に並んでいたのです。昔からこのバイクが欲しかった筆者は、ひと目で気に入り購入を即決しました。
「下取り」「買取」で希望に沿わないときの奥の手
そこで頭をよぎったのが、それまでの愛車「ZX-9R」の処分方法です。前出の店に下取りの相談をしたところ、ピンクにオールペイントしていたことが仇となって「15万円」という答えでした。 想定より低い金額だったため、少しでも査定額アップを目論み交渉を開始。その結果、「20万円で精一杯」との回答を引きだしましたが、少しでも高値で売るべく、このあと大手中古車店を含めて数社を回りました。しかし、どの店も提示した金額は10~18万円と納得のいかないものばかり。諦めかけていたところに、知人がバイクの売買サービス『カチエックス』の存在を教えてくれたので、これに一縷の期待を託すことにしたのです。 『カチエックス』とは、スマートフォン(スマホ)で撮影した画像を車両情報とともに専用のアップロードサイトに登録すると、それを見た全国300社以上のバイク業者の中から最大17社の購入希望者が入札し、一番高値をつけた業者が落札するというWebサービスです。 その間の連絡や手続きは、『カチエックス』の専任担当者が間に入って代わりに行ってくれます。もし、金額が満足できない場合は価格交渉まで担ってくれます。しかも、仮に気が変わって売却をやめても違約金は発生しません。利用者に仲介手数料や車両運送料などが発生しないのもメリットです。 インターネットを使った中古車売買サービスというと、買取希望の業者から電話やメールが集中したり、しつこい営業電話がかかってきたりするのが難点ですが、『カチエックス』の場合、交渉するのは最高値をつけた業者だけなので、売却を断る場合でも手間がかかりません。 また、査定を出してから実車を見て減額交渉をするのが買取業社の常套手段ですが、利用者が虚偽の申告をした場合を除いて、引き上げ時の減額交渉が禁じられているところも安心ポイントです。