<大西利空>「スカイキャッスル」出演で“豊かさ”について考える 再登場の遥人役、18歳の“素顔”
野球以外にも「スポーツはなんでも好き」という大西さんが、最近ハマっているのは「ゴルフ」だとか。
「結構、周りの友達が始めていて、最初は『ちょっとやってみようかな』程度だったのですが、すごく面白くてハマっています。ゴルフは生涯スポーツでもあるので、人生で長く楽しめるというのは魅力。ボールが思った通りに飛んでいくのを見るのは、やっぱり気持ちがいいです」
◇“人としての豊さ”がきっと大事なんだろうと思ったり
「スカイキャッスル」で演じる遥人は、冴島哲人(橋本じゅんさん)と香織(戸田菜穂さん)の一人息子。成績はあまり良くなかったにもかかわらず、超難関の帝都医大付属高校に逆転合格。両親との関係も極めて良好で、申し分ない人生を歩んでいたが、受験後に母・香織が自殺。出世コースを歩んでいた父・哲人も病院を辞職し、遥人自身もスカイキャッスルを離れた。
劇中では、そう多くはなかったものの、遥人としてセレブな生活を味わった大西さん。「すごく暮らしやすそうだなと思う半面、居心地の悪さみたいなものは感じました」と話す。
「実際のセレブ、医者の家系がそうとは限らないとは思うのですが、遥人を演じて感じたのは、余裕があるのかと思いきやそんなことはなくて、お金を持っていることが全てじゃないんだろうなってこと。“豊かさ”ってなんだろうと考えたり、“人としての豊さ”がきっと大事なんだろうと思ったりもしました」
そんな大西さんいわく、遥人は「表には出してない感情がすごく内にある子」。母親の香織に対してはもちろん、受験期には母親のように思えた九条先生に対してのある種の“愛憎”、その感情の起伏が激しさは「ジェットコースターのよう」で、「今まで演じてきた役の中で、一番、(感情の)波が大きいような気がします」と話す。
「遥人のような感情の移り変わりに近いものは過去の役でもあったのですが、遥人は行き過ぎている、というか波がすごく大きくて。そういうところで新たな経験ができたのかなと思っています」